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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

モダンデッキ8選-1.欠片の双子-(Top 8 Modern Decks – Twin By Pascal Maynard)

top8moderndecks 欠片の双子

より。

 

ここ1ヶ月他のゲームばっかり触ってたり忙しかったりで更新ができませんでした。もうしわけないです。

2ヶ月にわたって連載される(ということは毎週更新なのでしょうか)、モダンのデッキ解説記事です。晴れる屋さんでも似たような連載*1があるので参考になるのではないでしょうか。

 

また、(こちらの方が後だしだったのですが)

こちらでも同じ記事が翻訳されているので参考に。

ーーーーー

僕の、おそらくこれから2ヶ月ほど続くだろうシリーズ記事へようこそ!この記事ではモダンフォーマットの制定以来このフォーマットを支配してきた8つのアーキタイプについて、その派生型との対比も含めて語っていきたいと思う。モダンに関する知識量に関しては自信はあるが、おそらく僕以上にそのデッキを極めたスペシャリストたちが僕の不安な部分について補足をしてくれることだろう。

 

一過性のメタゲームについてどうこういうくらいならば、突然の衰微の採用枚数が減っている時にどのタイプの双子を使えばいいかという情報のほうが役に立つことだろう。

また、ビデオ記事*2においてはその週に書いたデッキについてのプレイ動画も同様に配信するつもりなので楽しみにしていてほしい。

 

そしてもう、みんなはもう感づいていることだろう。そう、これが今回紹介するアーキタイプさ!

欠片の双子

 欠片の双子は数多くの禁止改訂を乗り越えてきた数少ないデッキであり、モダン制定初のイベント、プロツアーフィラデルフィアにおいて優勝の栄冠を勝ち取ったデッキである。その後も数多くのイベントの覇者を生み続け、最も人気のあるデッキということもできるだろう。僕自身もフィラデルフィアで双子を使い、一瞬のうちに大好きなデッキになった。もちろん、そのおかげもあってモダンでは長らく双子を使っているよ。 

Samuele Estratti
Pro Tour Philadelphia 2011 Champion

23 Lands
1 Breeding Pool/繁殖池
4 Cascade Bluffs/断崖の滝
5 Island/島
3 Misty Rainforest/霧深い雨林
3 Mountain/山
4 Scalding Tarn/沸騰する小湖
3 Steam Vents/蒸気孔

11 Creatures
4 Deceiver Exarch/詐欺師の総督
2 Kiki-Jiki, Mirror Breaker/鏡割りのキキジキ
3 Pestermite/やっかい児
2 Spellskite/呪文滑り

26 Spells
2 Dispel/払拭
1 Disrupting Shoal/撹乱する群れ
3 Firespout/炎渦竜巻
1 Lightning Bolt/稲妻
2 Pact of Negation/否定の契約
4 Ponder/思案
4 Preordain/定業
4 Remand/差し戻し
1 Sleight of Hand/手練
4 Splinter Twin/欠片の双子

Sideboard
2 Ancient Grudge/古えの遺恨
3 Blood Moon/血染めの月
1 Deprive/剥奪
2 Dismember/四肢切断
2 Engineered Explosives/仕組まれた爆薬
2 Lightning Bolt/稲妻
2 Spellskite/呪文滑り
1 Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆

  このデッキの初期型はこのようなオールイン方のコンボであった。そのころは4T目に相手を殺せないのであればそのデッキは使う価値がないとされていたのだ。このデッキはこの4T目ルールをクリアしているだけでなく、相手のコンボをとめたり、やっかい児や詐欺師の総督をもちいたキーカードのタップによって実質的なTime walkを成立させられるという点にもある。

 瞬唱の魔道士、そして突然の衰微の登場によって双子のデッキの作りは2枚コンボからクロックパーミッション、テンポデッキへと変遷を遂げた。プレイヤーがどのようにすればこのオールインコンボを止められるかという思考の後に、突然の衰微に辿り着き、そして瞬唱の魔道士を採用した型が一般的になっていったのであった。

 瞬唱、稲妻、渋面の3枚はこのデッキの性質を大きく変化させ、このデッキの勝ち筋をコンボ以外にも見出させることができるようになった。そしてこれらのカードはおおよそ全てインスタントタイミングで動く事のできるものであるために、危険にさらされている時以外には逆にコンボの脅威を相手に与え続けることができるとのであった。

 以下に示すリストが一般的な純正双子のリストである。

24 Lands
5 Island/島
4 Scalding Tarn/沸騰する小湖
3 Steam Vents/蒸気孔
3 Sulfur Falls/硫黄の滝
2 Misty Rainforest/霧深い雨林
1 Flooded Strand/溢れかえる岸辺
1 Mountain/山
1 Desolate Lighthouse/僻地の灯台
1 Polluted Delta/汚染された三角州
1 Tectonic Edge/地盤の際
1 Stomping Ground/踏み鳴らされる地
1 Breeding Pool/繁殖池

12 Creatures
4 Deceiver Ecarch/詐欺師の総督
4 Snapcaster Mage/瞬唱の魔道士
2 Pestermite/やっかい児
1 Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆
1 Grim Lavamancer/渋面の溶岩使い

24 Spells
4 Lightning Bolt/稲妻
4 Remand/差し戻し
2 Cryptic Command/謎めいた命令
2 Electrolyze/電解
1 Spell Snare/呪文嵌め
1 Dispel/払拭
1 Peek/のぞき見
4 Serum Visions/血清の幻視
1 Flame Slash/炎の斬りつけ
4 Splinter Twin/欠片の双子

Other Cards in Main
Spellskite/呪文滑り
Blood Moon/血染めの月

Sideboard cards
Ancient Grudge/古えの遺恨
Blood Moon/血染めの月
Spellskite/呪文滑り
Dispel/払拭
Negate/否認
Keranos, God of Storms/嵐の神、ケラノス
Enginerred Explosives/仕組まれた爆薬
Anger of the Gods/神々の憤怒
Sower of temptation/誘惑蒔き
Batterskull/殴打頭蓋
Jace, Architect of Thought/思考を築くもの、ジェイス
Relic of Progenitus/大祖始の遺産
Counterflux/対抗変転

 もし、双子へのヘイトが薄く、コンボ一辺倒のほうが環境に適しているとするならば二種の総督はフル投入の上で、2枚の呪文滑りと数枚の鏡割りのキキジキを追加していこう。

 ケラノス、殴打頭蓋、血染めの月といったカードによってメインのコンボプランはブルームーンのようなコントロールプランに速やかに移行させることができる、長年の間、ジャンドやアブザンといったデッキやコンボに対して過剰サイドボードを取ってくる相手に対してとても効果的な方法であった。

URx x=g?b?w?

 昔聞いたことのある、そして現状を正確に言い表している引用符があるため、ここで紹介したいと思う。

アグロ風味にしたいならば緑を足しなさい。

コントロール風味にしたいならば黒を足しなさい。

辛酸を舐めたいのならば白を足しなさい。 

  これは少々過激すぎる意見ではあるが、現実的な話をするならばタッチ白の目的はタッチ天界の列柱であり、これは双子が目指そうとするプランとは異なっている。それにプレイしていてこのカードのためにタップアウトする気も怒らないことだろう。また、流刑への道は相手に土地を与えてしまうために、差し戻しだけで対処できないようなスペルの連打が行われてしまうこととなるだろう。

 今日、URxのどのような形に置いても瞬唱&稲妻という核を中心にもっており、タッチする色によってタルモゴイフ、タシグル、渋面といった追加のカードが変わっているだけである。

タルモツイン サンプルレシピ

Patrick Dickmann
Top 8 Pro Tour Born of the Gods

21 Lands
4 Scalding Tarn/沸騰する小湖
4 Misty Rainforest/霧深い雨林
3 Steam Vents/蒸気孔
2 Sulfur Falls/硫黄の滝
2 Island/島
2 Hinterland Harbor/内陸の湾港
1 Breeding Pool/繁殖池
1 Stomping Ground/踏み鳴らされる地
1 Mountain/山
1 Forest/森

16 Creatures
4 Snapcaster Mage/瞬唱の魔道士
4 Tarmogoyf/タルモゴイフ
3 Deceiver Exarch/詐欺師の総督
3 Pestermite/やっかい児
2 Scavenging Ooze/漁る軟泥

23 Spells
4 Remand/差し戻し
4 Serum Visions/血清の幻視
4 Lightning Bolt/稲妻
2 Cryptic Command/謎めいた命令
2 Flame Slash/炎の斬りつけ
2 Gitaxian Probe/ギタクシア派の調査
1 Electrolyze/電解
4 Splinter Twin/欠片の双子

Sideboard
1 Scavenging Ooze/漁る軟泥
1 Engineered Explosives/仕組まれた爆薬
1 Nature's Claim/自然の要求
1 Negate/否認
1 Spellskite/呪文滑り
1 Dispel/払拭
1 Dismember/四肢切断
1 Counterflux/対抗変転
1 Batterskull/殴打頭蓋
2 Anger of the Gods/神々の憤怒
2 Ancient Grudge/古えの遺恨
1 Sword of Feast and Famine/飢餓と饗宴の剣
1 Combust/焼却

 グリクシスツイン サンプルレシピ

Daniel Fournier
GP Charlotte Top 32

23 Lands
1 Desolate Lighthouse/僻地の灯台
4 Scalding Tarn/沸騰する小湖
2 Sulfur Falls/硫黄の滝
1 Blood Crypt/血の墓所
3 Steam Vents/蒸気孔
1 Watery Grave/湿った墓
4 Polluted Delta/汚染された三角州
1 Bloodstained Mire/血染めのぬかるみ
1 Mountain/山
4 Island/島
1 Swamp/沼

12 Creatures
2 Tasigur, the Golden Fang/黄金牙、タシグル
4 Snapcaster Mage/瞬唱の魔導士
3 Pestermite/やっかい児
3 Deceiver Exarch/詐欺師の総督

25 Spells
3 Splinter Twin/欠片の双子
2 Thought Scour/思考掃き
2 Kolaghan's Command/コラガンの命令
2 Cryptic Command/謎めいた命令
2 Spell Snare/呪文嵌め
4 Remand/差し戻し
4 Serum Visions/血清の幻視
2 Terminate/終止
4 Lightning Bolt/稲妻

Sideboard
1 Kolaghan's Command/コラガンの命令
2 Thundermaw Hellkite/雷口のヘルカイト
1 Negate/否認
1 Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆
2 Engineered Explosives/仕組まれた爆薬
2 Grim Lavamancer/渋面の溶岩使い
3 Blood Moon/血染めの月
3 Dispel/払拭

  これらの亜種はパワーのために速度を犠牲としている。純正のもつ安定したマナベースと軽いながらも限定的なカードに替えてタルモゴイフやタシグルといったいつでも使えるカード、そしてこの頃人気のコラガンの命令、万能のクリーチャー除去終止、またタルモゴイフ以外の緑の脅威、漁る軟泥や狩達、最後のトロール、スラーンといった様々なカードを盛り込むことができるのだ。

 また、個人的にはカードパワーを重視したいために古えの遺恨のためだけに3色目をタッチするのは好まないというものもある、ということを明記しておこう。

お役立ち情報

 出来る限り、コンボがあるかのように見せる事が大事である。例えば3T目に置く蒸気孔は、たとえ総督を持っていなくてもアンタップ状態で出すべきである、そうすることによって相手が総督への回答をするためにマナを立てたままターンを返すために、さながらTimewalkを唱えたかのように自分のターンがくることとなる。対戦相手がいつ双子をケアした動きをすればいいのかについて気づかせない限り双子はとても素晴らしいデッキ足りうるのだ。

 古えの遺恨をめぐる繁殖地/踏み鳴らされる地問題については、踏み鳴らされる地の方に若干の軍配が上がることとなるだろう。島の採用枚数が大きなポイントとなる。古えの遺恨を裏表両方で唱え、最終的に双子でゲームを終わらせるためには2つの赤マナを使えれば問題無いわけだ。となるならば、必要なときにだけ山/森として引っ張ってくることによってライフをより節約できる踏み鳴らされる地の側に軍配が上がることになるだろう。

サイドボードについて

 モダン発足の頃から黒のデッキは双子と相性が悪く、特にBG系との相性は最悪であった。コンボが成立することはほぼ無いだろう。サイドボードにおいては出来る限りコンボパーツはサイドアウトすべきだろう。

 対戦相手をうまく翻弄せよ。対戦相手が一般的な双子のサイドボードプランを想定しているのならば、それが行動として現れる。不用意な土地のフルタップや、除去カードのサイドアウトが好例となるだろう。

 サイドボードに2枚は血染めの月を採用しておこう。様々なデッキと戦うときに効果的であり、プレイせずしても勝利をもぎとることはできる。もう一度行っておくが、対戦相手をうまく翻弄しよう。もし対戦相手が血染めの月を入れていないだろうと判断してケアしてこない動きをしてくるのならば、そのタイミングで血染めの月をサイドインするのだ。