今さら聞けないマジック知りたい集(Everything You Wanted to Know About Magic But Were Afraid to Ask By Matt Sperling)
» Everything You Wanted to Know About Magic But Were Afraid to Ask
より。
小規模更新。
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以下に記したリストは、僕が長年にわたってプロツアーに参加してきたことで学んだことである。できればもっと絞ってお伝えするべきなのだろうが、現存する様々なフォーマットにおいてそれぞれが使えるということを思うと減らすわけにもイカなかった。今回の目的としてはこれらを示すことによって活発な議論を呼び起こし、このリストをさらに改善していく、というものである。僕らが大好きな複雑なゲームにおいては、教えることよりもむしろ教わることのほうが多いことだろう。これを読んで出来る限り様々なことを学んでもらいたい。
- 他者を信頼せよ。ただ、デッキはきちんとカットせよ。(もちろん、対戦相手のものである。)船乗りの諺として、「神に祈り、海へ出よ」というものもある。
- Paul Rietzlによると、ドラフトにはこのような知識があるらしい。「1、2週目のドラフトは最高のもので、3週目はテンポ重視、4週目にはボム依存のフォーマットとなり、5週目にはプレイしないほうがいいだろう」
- もし、いつもコントロールを使っている仲間すらもアグロをつかっているのならば、アグロデッキを使ったほうがいいだろう。ただ、その人のレシピを信用してはならない。
- もし準備不足なら、グーを使い、パーを使う前に皆にグーをすすめよう。
- もし料理の時にレシピにそって作っているのならば、よっぽどのことがない限りサイドボードガイドは使うべきでないだろう。
- 来週のデッキは先週のデッキより洗練されている。メタゲームを読みきって、自分一人でデッキを作るのだ。
- もし土曜を1日MOに費やすのならば、日曜には外に出たほうがいい。バランスを保つのはとても大事なことだ。
- 一つのデッキを使い続けてきた人はきっと素晴らしいリストを作っていることだろう。どちらを使うか、どのカードを入れるかというのは自身に問いかけねばならない。
- もし友人がPTに出場するのならば、日曜日に合流できるようにした方がいい。そうすればその人がTop8として活躍しているのを見るか、ともにぶらつくことができる。並行作業というものは得てして非効率的になるのだ。
- もし他の人が自分がすでに考えていたことについて何か思いついたのであれば、すでに考えたといわずに、むしろどのように考えているかについて耳を傾けるべきだろう。同じピースだけではジクソーパズルは作れないのだ。
- ベスト16や25に残ろうとした時の負けを、そうなろうとしたときの勝ちと同様に捉えているプレイヤーは多いが、前者のほうが圧倒的に難しいのだ。同様にしてスポーツチームの強弱は直感的に見やすいが客観的には計測しづらい。タイブレーカーについても同様のことが言えるだろう。
- もしゲーム開始時の手札に来てはいけないカードがあったものの、必要なカードも存在するときには、キープすべきだろう。その最悪の札を消すためだけにマリガンするのはいい行為とはいえないだろう。
- もし同様の状況で手札が様々なことをしろ、と語りかけてくるのならば、そのうちの一つを行うのではなく、おとなしくマリガンしたほうがいいだろう。僕達がよくやらかしてしまうことは、器用貧乏となってしまうことだ。
- デッキがクリーチャーと呪文といった2種のパーツにわけられるのならば、そのうちの片方だけしか引けなかったときにどうなるかについて考えていてほしい、その片方が絶望的なものなのならば、調整してできるかぎりその事故を避けるべきである。
- あるカードについて禁止しろやらクソカードやらいってる間に、WescoeやNelsonは別のフォーマットで遊んでるよ。
- 確かにプレイテストの結果は様々なものを示してくれるが、それ以上に隠してしまうことも多い。
- 弱そうなプレイヤーが勝ったのならば、そのデッキになにか光るものがあるはずだ。
- 疑問を声に出してしまうと、それは長い議論を巻き起こすものの、骨折りくたびれ、となってしまうことだろう。
- 早く強くなりたいと思えば、その分残りの人生が消えてしまうと思ったほうがいい。のんびりと、ただ着実に強くなっていくべきだろう。
もし他に、なにか思いついたら@mtg_law_etcまで教えてほしい。