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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

グランプリCharlotteに向けたモダン入門講座(Modern Primer for GP Charlotte By William "Huey" Jensen)

アーキタイプ概説

より。

(本文書き終わったと思って確認したら同じ記事訳してる方いてうっってなったのは秘密)

ーーーーー

 

 来月、多数のモダンフォーマットグランプリが予定されている。Charlotte, CFB主催のCopenhagen, そしてSingaporeだ。ここ最近モダンのハイレベルなトーナメントは行われていなかったし、ここらで現在メタゲーム上に存在している、プレイヤーが対策するべきだろうトップメタ、そしてこれらのデッキに対してどのようなサイドボードが必要であるかについて、述べていきたいと思う。

 

 欠片の双子

by Antonio Del Moral Leon(2014 Magic Online Championship) 

Lands
1 x Desolate Lighthouse
5 x Island
4 x Misty Rainforest
1 x Mountain
4 x Scalding Tarn
3 x Steam Vents
1 x Stomping Ground
4 x Sulfur Falls
1 x Tectonic Edge


Creatures
4 x Deceiver Exarch
2 x Pestermite
3 x Snapcaster Mage
1 x Vendilion Clique


Noncreature Spells
1 x Cryptic Command
1 x Dispel
2 x Electrolyze
4 x Lightning Bolt
1 x Peek
4 x Remand
1 x Roast
4 x Serum Visions
2 x Spell Pierce
2 x Spell Snare
4 x Splinter Twin

SIdeboard
1 x Vendilion Clique
1 x Roast
1 x Ancient Grudge
2 x Blood Moon
1 x Jace, Architect of Thought
2 x Keranos, God of Storms
1 x Negate
2 x Anger of the Gods
1 x Shatterstorm
1 x Sower of Temptation
1 x Spellskite
1 x Dispel

 欠片の双子を使ったデッキはモダンフォーマットの制定以来ずっとトップメタに君臨してきた。この環境において実践され、実戦レベルまで辿り着いたコンボの一つが欠片の双子と鏡割りのキキジキで詐欺師の総督ややっかい児を無限増殖させて殴り勝つ、というコンビ技であった。このデッキの強いところはコンボに対してデッキのスロットをあまり割く必要がなく、むしろそれよりはコントロールデッキの要素をもりこむことができるところにある。稲妻と瞬唱の魔道士を用いた大量ダメージを含め、多量のスペルで補助によって場を制圧しながら青い小粒クリーチャーを用いてクロックを刻むことでも勝利することも十分にありうるのだ。

対策法

 双子デッキに対して効果的なカードとは、もちろんこのコンボを崩壊させるようなカードである。突然の衰微や焼却、そして最近登場した引き裂く流弾は打ち消し呪文をかいくぐってやっかい児や詐欺師の総督を除去することができる最強のアンチカードとなるだろう。

 

親和

by Robbie Schmidt (Grand Prix Vancouver 2015)

Lands
1 x Island
4 x Blinkmoth Nexus
4 x Inkmoth Nexus
3 x Glimmervoid
4 x Darksteel Citadel

 

Creatures
4 x Arcbound Ravager
4 x Signal Pest
2 x Memnite
1 x Master of Etherium
4 x Ornithopter
3 x Steel Overseer
4 x Vault Skirge
3 x Etched Champion


Noncreature Spells
4 x Cranial Plating
3 x Galvanic Blast
1 x Thoughtcast
2 x Ensoul Artifact
4 x Springleaf Drum
1 x Welding Jar
4 x Mox Opal

Sideboard
1 x Etched Champion
2 x Spellskite
2 x Whipflare
2 x Ancient Grudge
3 x Thoughtseize
1 x Wear // Tear
1 x Hurkyl's Recall
1 x Illness in the Ranks
2 x Spell Pierce

 親和は、モダンフォーマットにおける最も典型的な「オールイン」デッキであるだろう。このデッキの目的は、手札の全てを用いて相手が対処しきれなくなるだけの脅威をフィールドに送り込むことである。頭蓋囲い、電結の荒廃者はクリーチャーを強化するカードであり、ある意味先述の脅威の1種となりうるだろう。電結の荒廃者は対処すべきカードでありつつも、他のクリーチャーを強化することができる。一方頭蓋囲いは親和における最重要カードであり、いかなるクリーチャーも対戦相手を即座に打ちのめすだけの脅威に成長させることができるだろう。

 
 

対策法

 親和はメインボードにおいては最強のデッキである。がしかし、2ゲーム目以降においては様々な強力なサイドボードが採用されるため勝率はガタ落ちしてしまう。代表的なアンチカードとしては、粉砕の嵐、破壊放題、忍び寄る腐食、戦争の報い、禍汰奇、石のような静寂、そして古えの遺恨などがあり、これらの1枚によってゲームは非親和側に大きく傾き、そのまま勝ちとなるだろう。特に粉砕の嵐や忍び寄る腐食の詠唱後には親和側の場には何も残らなくなることさえあるだろう。

 

ジャンド

by Gerry Thompson (Standard Super League)

Lands
2 x Raging Ravine
2 x Treetop Village
1 x Ghost Quarter
2 x Swamp
1 x Forest
1 x Overgrown Tomb
1 x Blood Crypt
1 x Stomping Ground
4 x Verdant Catacombs
3 x Wooded Foothills
1 x Bloodstained Mire
2 x Twilight Mire
4 x Blackcleave Cliffs


Creatures
4 x Tarmogoyf
4 x Dark Confidant
2 x Scavenging Ooze
1 x Grim Lavamancer
1 x Kitchen Finks
1 x Olivia Voldaren
1 x Tasigur, the Golden Fang

Noncreature Spells
4 x Lightning Bolt
3 x Terminate
2 x Abrupt Decay
2 x Kolaghan's Command
1 x Maelstrom Pulse
4 x Inquisition of Kozilek
2 x Thoughtseize
3 x Liliana of the Veil


Sideboard
2 x Kitchen Finks
1 x Olivia Voldaren
1 x Tasigur, the Golden Fang
3 x Leyline of the Void
2 x Blood Moon
1 x Shatterstorm
1 x Ancient Grudge
1 x Rending Volley
1 x Jund Charm
1 x Duress
1 x Unravel the AEther

 ジャンドこそ、古き良きデッキだといえるだろう。最近、アブザンがプロツアー運命再編で隆盛した後に数を増やし始めたデッキである。僕はこの原因がコラガンの命令によるものだと考えており、実際にデッキリストの中でその数を増やしている。ジャンドの戦略というものは古くから変わっておらず、軽コストの除去をしつつ、ハンデスによってタルモゴイフ、闇の腹心、ヴェールのリリアナといった脅威を叩きつけ安くする、というものである。

 

対策法

 ジャンドに対する一番の対策法はジャンドが1枚で対処することができないようなカードを用いることである。簡単に思いつくものとしては、未練ある魂や、嵐の神、ケラノスがあげられるだろう。未練ある魂はジャンドに対するアンチカードであり、ジャンド全盛期においてはこのカードをもちいるために4色目をタッチするほどであった。大渦の脈動やオリヴィア・ヴォルダーレンなしに未練ある魂によって生み出されるトークンを1枚で処理することはジャンドには困難である。嵐の神、ケラノスは破壊不能をもち、ジャンド側が効果的な除去カードをもたないカードである。欠点としては嵐の神、ケラノスの点数で見たマナコストが5であり、そのマナ域に達するまでの間に思考囲いで手札から落とされてしまう可能性があることだろう。

 

アブザン

by Jesse Hampton (Top 4 Pro Tour Fate Reforged)

Lands
4 x Windswept Heath
2 x Marsh Flats
4 x Verdant Catacombs
2 x Stirring Wildwood
2 x Overgrown Tomb
1 x Godless Shrine
1 x Twilight Mire
1 x Urborg, Tomb of Yawgmoth
1 x Vault of the Archangel
1 x Temple Garden
2 x Treetop Village
2 x Swamp
1 x Forest
1 x Plains


Creatures
2 x Tasigur, the Golden Fang
4 x Siege Rhino
4 x Tarmogoyf
2 x Scavenging Ooze

Noncreature Spells
4 x Liliana of the Veil
4 x Lingering Souls
4 x Abrupt Decay
4 x Thoughtseize
3 x Inquisition of Kozilek
1 x Maelstrom Pulse
1 x Dismember
2 x Path to Exile


Sideboard
1 x Scavenging Ooze
1 x Path to Exile
3 x Aven Mindcensor
2 x Fulminator Mage
1 x Feed the Clan
1 x Sorin, Solemn Visitor
3 x Stony Silence
1 x Batterskull
2 x Damnation

 アブザンの動き方はジャンドのそれとほぼ同様であり、軽量の除去呪文と未練ある魂をを含めた効果的なクリーチャー群を用いてゲームを支配しそのまま勝ち切るデッキである。脅威に対する除去はハンデスによって困難を極めることとなる。また、アブザンカラーのデッキにおいて包囲サイの登場はこのデッキを頂点へと押し上げるものとなり、軽量クリーチャーの攻撃にゲームを託すようなデッキやバーンのような相手のライフだけを追うデッキに対してとても効果的なカードである。

 

対策法

 アブザンに対する対処法もジャンドに対するそれとほぼ同じである。プレインズウォーカーや嵐の神、ケラノスのような長いゲームに対して解答となるカードがそのまま採用されることとなるだろう。

 

トリコロールコントロール

by Andrew Cuneo (Standard Super League)

Lands
1 x Glacial Fortress
1 x Sacred Foundry
4 x Flooded Strand
1 x Sulfur Falls
4 x Celestial Colonnade
4 x Tectonic Edge
2 x Scalding Tarn
2 x Hallowed Fountain
3 x Steam Vents
1 x Mountain
2 x Island
1 x Plains


Creatures
1 x Vendilion Clique
3 x Snapcaster Mage


Noncreature Spells
4 x Lightning Bolt
3 x Path to Exile
2 x Spell Snare
1 x Remand
4 x Mana Leak
3 x Cryptic Command
3 x Lightning Helix
4 x Electrolyze
1 x Ajani Vengeant
1 x Gideon Jura
2 x Think Twice
2 x Supreme Verdict

Sideboard
1 x Vendilion Clique
1 x Izzet Staticaster
1 x Relic of Progenitus
1 x Timely Reinforcements
1 x Anger of the Gods
1 x Crucible of Worlds
2 x Celestial Purge
2 x Porphyry Nodes
1 x Jace, Architect of Thought
1 x Negate
1 x Leyline of Sanctity
1 x Engineered Explosives
1 x Wear // Tear

 様々な形式がこのトリコロールコントロールの亜種として存在していた。このデッキは電解や、謎めいた命令、瞬唱の魔道士、至高の評決といった、コスパのいい除去やカウンターを用いて相手の脅威を消し去りつつもカードアドバンテージを稼いでいくデッキである。このデッキの利点としては天界の列柱を用いることで勝ち手段にデッキ内のスロットをあまり割く必要がない、という点があげられるだろう。すなわち、ゲーム序盤においてフィニッシャーで手札が一杯になってしまうということが無いために呪文を用いた盤面の制圧を行い易くなる、ということだ。このデッキの欠点としてはこのデッキではタルモゴイフの対処を流刑への道に依存しているということがある。流刑への道自体は軽く、またクリーチャーに対する解答としては素晴らしいものではあるのだが、マナ漏出を構えるデッキとしては相手に土地を追加で与えてしまうことはちょっと不便な点となるだろう。

 

対策法

 トリコロールコントロールに対して一番の解答となるのは、カウンター、除去がともに困難なカードである。例えば最後のトロール、スラーンがあげられるだろう。ほとんどのコントロールデッキがそうであるが、ハンデスは脅威への対処札を減らせるという点においてトリコロールコントロールにも有効札となる。ヴェールのリリアナのようなプレインズウォーカーは一旦場に出てしまえば除去は困難に等しく、おそらく手札にある2枚ほどの火力を消費させることとなるだろう。

 

感染

by The Pantheon (Pro Tour Fate Reforged)

Lands
4 x Inkmoth Nexus
4 x Wooded Foothills
4 x Windswept Heath
1 x Misty Rainforest
2 x Pendelhaven
2 x Breeding Pool
2 x Forest


Creatures
4 x Glistener Elf
4 x Blighted Agent
4 x Noble Hierarch
1 x Spellskite
1 x Ichorclaw Myr


Noncreature Spells
4 x Might of Old Krosa
4 x Mutagenic Growth
4 x Become Immense
4 x Vines of Vastwood
4 x Gitaxian Probe
2 x Apostle's Blessing
2 x Distortion Strike
2 x Wild Defiance
1 x Sleight of Hand

Sideboard
1 x Wild Defiance
3 x Spellskite
1 x Dryad Arbor
3 x Twisted Image
1 x Carrion Call
2 x Spell Pierce
2 x Nature's Claim
2 x Dispel

 感染デッキは感染を持つクリーチャーを巨森の蔦や古きクローサの力、そして強大化によって強化することによって早急に相手に毒カウンター10個を与えるデッキである。(貴族の教主を除く)全てのクリーチャーが感染をもつために、相手のライフはさながら10点からスタートしていると言ってもいいことだろう。このデッキの天敵である、シルヴォクののけ者、メリーラが出産の殻の禁止によってほぼ完全に姿をなくしていたプロツアー運命再編においてこのデッキは幾度か見ることができた。このカードを含んだアブザンカンパニーがメタゲーム上に増加している今、このデッキが数を減らしているといいな、と思っている。

 

対策法

 メリーラを使う以外で、このデッキに対応する一番の方法はクリーチャーと戦闘を行うことである。はらわた撃ちや稲妻、突然のショック、四肢切断、見栄え損ないといったカードはこのデッキに対してとても効果的となる。また、小型クリーチャーを大量除去できる、炎渦竜巻や紅蓮地獄といったカードも有効牌となる、おそらく、一番の対抗策となるのは魂の裏切りの夜であり、盤面をまっさらにしたうえで感染デッキの息の根を完全にとめることができるだろう。

 

赤緑トロン

by Owen Tuetenwald (Standard Super League)

Lands
1 x Eye of Ugin
2 x Forest
1 x Ghost Quarter
4 x Grove of the Burnwillows
4 x Urza's Mine
4 x Urza's Tower
4 x Urza's Power Plant


Creatures
1 x Emrakul, the Aeons Torn
1 x Spellskite
1 x Ulamog, the Infinite Gyre
4 x Wurmcoil Engine


Noncreature Spells
4 x Ancient Stirrings
4 x Pyroclasm
4 x Karn Liberated
4 x Ugin, the Spirit Dragon
4 x Sylvan Scrying
4 x Chromatic Sphere
4 x Chromatic Star
4 x Expedition Map
1 x Relic of Progenitus

Sideboard
1 x Spellskite
3 x Relic of Progenitus
4 x Nature's Claim
1 x Boil
4 x Rending Volley
2 x Vandalblast

 赤緑トロンはとても強力な脅威を最速で3ターン目に叩きつけるデッキである。開放されしもの、カーンや精霊龍、ウギン、ワームとぐろエンジンはマジックのいかなるゲームにおいても打たれ強いカードであり、特にゲーム序盤で登場した時には道しようもないものとなる。探検の地図や森の占術によって任意のウルザランドを手札にサーチすることができ、そして驚異的な安定性と速度でトロンを成立させることができるようになるのだ。

 

対策法

 トロンデッキは土地に強く依存しているため、このデッキを打ち倒す一番の方法としては、トロンデッキのマナと戦うこと、もしくはトロン土地を役立たずにしてしまえばいいのである。血染めの月の圧力下において、トロンデッキは相手を打ち倒すだけのパワーをもつことはないだろう。また、塩撒きによっても同様の効果を得ることができ、唱えられれば負けることはほぼないだろう。幽霊街、大爆発の魔道士、地盤の際や溶鉄の雨といったカードは何度もトロン土地を破壊し、トロンデッキの到達マナ域をゲーム終盤まで低いものに押しとどめることができることだろう。

 

風景の変容

by Francis Choi (Mana Deprived Super Series)

Lands
4 x Steam Vents
4 x Stomping Ground
3 x Mountain
3 x Island
2 x Valakut, the Molten Pinnacle
2 x Misty Rainforest
2 x Breeding Pool
2 x Scalding Tarn
2 x Forest
1 x Flooded Grove


Creatures
4 x Sakura-Tribe Elder
3 x Snapcaster Mage


Noncreature Spells
4 x Search for Tomorrow
4 x Remand
4 x Peer Through Depths
4 x Scapeshift
4 x Cryptic Command
2 x Izzet Charm
2 x Repeal
2 x Farseek
2 x Electrolyze

Sideboard
2 x Ancient Grudge
2 x Swan Song
1 x Spellskite
1 x Teferi, Mage of Zhalfir
1 x Nature's Claim
1 x Engineered Explosives
1 x Thragtusk
3 x Obstinate Baloth
2 x Pyroclasm
1 x Vendilion Clique

 風景の変容は双子のような、コントロールデッキとして動くことのできるもう一つのコンボデッキである。差し戻し、謎めいた命令、そしてイゼットの魔除けといった多量の打ち消しによってこのデッキは相手を殺せるだけの、7~8枚の土地に辿り着くまで自身を生きながらえさせ、その後風景の変容を打つことで溶鉄の尖峰、ヴァラクートを1枚、もしくは2枚サーチした上で他の土地の枚数にもよるが18~36点を叩き出すことができる。

 

対処法

 風景の変容デッキはその勝利方法を風景の変容を打つことただその一点に絞っているため、それを止める全てのカードが効果的なものとなりうる、殺戮遊戯は全ての風景の変容をデッキから除外することができるし、打ち消し呪文は風景の変容を解決させずに済ませることができる。また、ハンデスによって風景の変容側が握っている戦略を丸裸にすることができる。また、もし血染めの月をトロン対策として採用しているのならば、このマッチアップにおいても有効なサイドボーディングとして用いるべきだろう。風景の変容側は血染めの月を場から離さないかぎりゲームに勝つことはできない。しかしながら自然の要求や撤廃、謎めいた命令などを用いて破壊やバウンスをすることは一応可能ではあり、謎めいた命令はそのマナコストから月の下で唱えることはできないだろうが、緑のランパン系カードによって自然の要求や撤廃は発動されることにはなるだろう。

 

グリクシスデルバー

by Lars Dam (2014 Magic Online Championship)

Lands
1 x Blood Crypt
2 x Darkslick Shores
2 x Island
4 x Polluted Delta
3 x Scalding Tarn
2 x Steam Vents
2 x Sulfur Falls
1 x Swamp
1 x Watery Grave


Creatures
4 x Delver of Secrets // Insectile Aberration
2 x Gurmag Angler
4 x Snapcaster Mage
2 x Tasigur, the Golden Fang
3 x Young Pyromancer


Noncreature Spells
1 x Burst Lightning
1 x Deprive
1 x Electrolyze
3 x Gitaxian Probe
1 x Izzet Charm
1 x Kolaghan's Command
4 x Lightning Bolt
2 x Mana Leak
1 x Murderous Cut
1 x Remand
4 x Serum Visions
2 x Spell Snare
1 x Terminate
4 x Thought Scour

Sideboard
2 x Blood Moon
3 x Dragon's Claw
2 x Izzet Staticaster
1 x Negate
2 x Shattering Spree
2 x Spellskite
1 x Threads of Disloyalty
2 x Dispel

 グリクシスデルバーは軽量で効果的な呪文を用いて相手の脅威を打ち消したり除去することで弾きつつ墓地をこやしていき、秘密を掘り下げるものや重い探査クリーチャーを出来る限り早いターンで着地させるデッキである。Larsのリストを見る限り、探査呪文を除いてこのデッキに4マナ以上のカードは存在せず、また3マナのカードもコラガンの命令と電解の合計2枚のみである、全てのカードが軽く、有効打となるために、このデッキは毎ターン呪文を土地すべてを使って唱えることができ、どんなゲームにおいても主導権を握ることができるだろう。

 

対処法

 デルバーは良い戦略をもつ、よく研究されたデッキである。正直1枚でどうこうできるようなデッキではないだろう。ただ、サイドボーディング後のデッキのマナカーブを高くしすぎないことが重要となるだろう。さもなければ2ゲーム目以降も同様にテンポをとられて負けてしまうこととなるはずだ。

 また、唯一このデッキ相手に1枚で通用するカードがあるとすれば、安らかなる眠りが挙げられるだおる。黄金牙、タシグルやグルマグのアンコウの必要マナコストはもともとの6、7マナに跳ね上がることとなり、このデッキにおける一番のアドバンテージ獲得源である瞬唱の魔道士によるフラッシュバックも不可能となるためだ。

 

護符コンボ

by Alexander Hayne (Grand Prix Vancouver)

Lands
4 x Simic Growth Chamber
3 x Gruul Turf
1 x Golgari Rot Farm
1 x Khalni Garden
1 x Radiant Fountain
1 x Boros Garrison
1 x Vesuva
1 x Slayers' Stronghold
1 x Sunhome, Fortress of the Legion
1 x Tendo Ice Bridge
1 x Mana Confluence
4 x Gemstone Mine
3 x Tolaria West
1 x Selesnya Sanctuary
2 x Cavern of Souls
1 x Forest


Creatures
2 x Azusa, Lost but Seeking
1 x Simian Spirit Guide
4 x Primeval Titan

Noncreature Spells
4 x Amulet of Vigor
4 x Summer Bloom
4 x Summoner's Pact
2 x Pact of Negation
1 x Slaughter Pact
4 x Serum Visions
4 x Ancient Stirrings
3 x Hive Mind


Sideboard
3 x Leyline of Sanctity
3 x Thragtusk
1 x Hornet Queen
3 x Pyroclasm
1 x Chalice of the Void
1 x Dismember
1 x Nature's Claim
1 x Swan Song
1 x Ghost Quarter

 護符コンはコンボデッキでこそあるが、コンボの行き先がいくつかあるデッキである。主軸のコンボは精力の護符と花盛りの夏、そしてボロスの駐屯地のようなおかえりランドを用いて原始のタイタンを早急に場に送り出し、処刑者の要塞によって速攻を、そして軍の要塞、サンホームによって二段攻撃を付与させるというコンボである。

 また、他のコンボとしては集団意識を場においた後に召喚士の契約、もしくは否定の契約を打つことで突然のパクトデスを起こすこともある。

 

対処法

 このデッキと戦う際に一番大事なのはもちろん、精力の護符である。軽いアーティファクト除去呪文は出来る限り早く精力の護符を除去するという点でとても都合がよい。他のコンボデッキと対峙した時同様、ハンデスによって相手を縛ることもいいだろう。問題となるのはトップデッキによってハンデスをかわして着地した場合である。しかしながら、護符コンと戦う際には血染めの月や、基本ではない土地を破壊する大爆発の魔道士や溶鉄の雨といったカードを用いるのが一番良い作戦となるだろう。

 

バーン

by Aleksa Telarov (2014 Magic Online Championship)

Lands
4 x Arid Mesa
4 x Bloodstained Mire
2 x Mountain
2 x Sacred Foundry
4 x Scalding Tarn
2 x Stomping Ground
1 x Wooded Foothills


Creatures
4 x Eidolon of the Great Revel
4 x Goblin Guide
2 x Grim Lavamancer
4 x Monastery Swiftspear


Noncreature Spells
4 x Atarka's Command
4 x Boros Charm
4 x Lava Spike
4 x Lightning Bolt
2 x Lightning Helix
4 x Rift Bolt
3 x Searing Blaze
2 x Shard Volley

Sideboard
2 x Deflecting Palm
4 x Destructive Revelry
3 x Kor Firewalker
2 x Molten Rain
2 x Path to Exile
2 x Rending Volley

 バーンの戦略は、見たとおりの簡単なものである。このデッキは数枚の、しかし他の呪文とかみ合う小型クリーチャー数枚を採用し、早急に相手のライフを0にすることだけに全力を傾けているデッキである。このデッキにおいて、相手がどのようなことをしているかについては何ら興味をみせる必要はないだろう。

 

対策法

 一番簡単でやりやすいバーン対策はライフゲインである。台所の嫌がらせ屋やスパイクの飼育係、スラーグ牙といったカードは十分なクッション材となり、このライフレースの勝利者となるための猶予を与えてくれることだろう。また、神聖の力線はバーンに対して最高のカードであり、このカードさえあればバーン側のもつカードの半分は詠唱できないカードとなってしまうことだろう。

 

アブザンカンパニー

by Jasper De Jong (2014 Magic Online Championship)

Lands
2 x Forest
2 x Gavony Township
1 x Godless Shrine
2 x Overgrown Tomb
1 x Plains
3 x Razorverge Thicket
1 x Swamp
2 x Temple Garden
4 x Verdant Catacombs
4 x Windswept Heath


Creatures
2 x Anafenza, Kin-Tree Spirit
4 x Birds of Paradise
4 x Eternal Witness
3 x Fauna Shaman
4 x Kitchen Finks
2 x Melira, Sylvok Outcast
1 x Murderous Redcap
2 x Noble Hierarch
1 x Reveillark
1 x Scavenging Ooze
1 x Spellskite
4 x Viscera Seer

Noncreature Spells
1 x Voice of Resurgence
1 x Abrupt Decay
2 x Chord of Calling
4 x Collected Company
1 x Path to Exile


Sideboard
1 x Spellskite
1 x Voice of Resurgence
1 x Anafenza, the Foremost
2 x Burrenton Forge-Tender
1 x Eidolon of Rhetoric
3 x Fulminator Mage
1 x Intrepid Hero
2 x Kataki, War's Wage
1 x Orzhov Pontiff
1 x Qasali Pridemage
1 x Sin Collector

 集合した中隊は禁止されてしまった出産の殻のかわりとなりうるデッキである。もちろん安定性は出産の殻のそれよりは若干落ちてはいるが集合した中隊には出産の殻にはない爆発力を持っている。このデッキはクリーチャーを並べて巨大な軍勢を作り出したり有能なクリーチャーの能力を活用したりして勝利に向かい、これらのクリーチャーを用いた召喚の調べによってさらに対戦相手を圧倒するクリーチャーを呼び出すこともできる。また、このデッキはシルヴォクののけ者、メリーラとサクリ台、頑強もちクリーチャーを用いた無限コンボを内包しており、台所の嫌がらせ屋によっては無限ライフ、残忍なレッドキャップによっては無限ダメージを生むことができる。

 

対策法

 無限コンボの妨害、そして頑強もちのクリーチャーの無力化という点において墓地対策カードはこのデッキにたいしてとても有用となる。1枚対策として最も有用なものは墓掘りの檻であり、これによって召喚の調べや集合した中隊もシャットアウトすることができる。また、集合した中隊を有用に扱うためには必然的に豊富なクリーチャーが必要となるため、突然の衰微のような非クリーチャー呪文を採用できる枚数はかなり少なくなっている。また除去に関しても同様のことがいえ、漁る軟泥やオリヴィア・ヴォルダーレンといったカードはゲーム中のボードコントロールにおいて多大な利益を与えてくれる事となるだろう。

 

最後に

 モダンというフォーマットは多岐にわたるデッキが存在するとても大きなフォーマットだ。モダン上のメタゲームを理解し、分析した上で最良のデッキを選択することはとてもむずかしいことだと思う。現に僕自身、まだ使うデッキを決めかねているけれども、今回あげたデッキはいずれもプレイアブルなものだと思う。もし、君がグランプリに参加するつもりなら、もしくはグランプリに出ずとも、何かしらのモダン環境の競技レベルでのプレイを楽しんでいるのならば、これが役立つといいな、と思っている。読んでくれてありがとう、また近いうちに会おうじゃないか。