MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

KTK環境における新たなるモダンのトップメタ10選(The New Top Ten Modern Decks by Seth Manfield)

初めての海外記事翻訳のためもあってか誤訳もいくつかあると思いますが大意はとれていると思います。

(The New Top Ten Modern Decks by Seth Manfield http://magic.tcgplayer.com/db/article.asp?ID=12572&author=Seth%20Manfield より)

 

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 タルキール龍紀伝において、モダン環境は大きく変化した、そして私は今使うべきであろう10種類のデッキにたどり着くことができた。モダン環境は流動的であり、それこそ週ごとに変化していくのは確かだが、大きなイベントがおこればもっと白熱したものとなるだろう。

 

 グリクシス双子

 まずはWorcester で開かれたSCG OpenにおいてTop8に入賞したMathew Tellierのリストからいきたいと思う。

11 Creatures
4 Deceiver Exarch
2 Pestermite
3 Snapcaster Mage
2 Tasigur, the Golden Fang

27 Spells
2 Cryptic Command
1 Dispel
1 Electrolyze
1 Kolaghan's Command
4 Lightning Bolt
4 Remand
4 Serum Visions
2 Spell Snare
4 Splinter Twin
2 Terminate
2 Thoughtseize

22 Lands
1 Blood Crypt
1 Bloodstained Mire
1 Desolate Lighthouse
4 Island
1 Mountain
4 Polluted Delta
3 Scalding Tarn
2 Steam Vents
3 Sulfur Falls
1 Swamp
1 Watery Grave

Sideboard
1 Batterskull
2 Dispel
2 Engineered Explosives
1 Jace, Architect of Thought
1 Keranos, God of Storms
1 Kolaghan's Command
1 Murderous Cut
1 Negate
1 Rending Volley
1 Shatterstorm
1 Spellskite
1 Thundermaw Hellkite
1 Vedalken Shackles

 環境にあまねく全てのデッキが頂点を目指しているため、最強のデッキを語ることはとても難しいことである。双子デッキはおそらくモダン環境最強の2枚コンボデッキであり、その上コンボ以外の方向に構築を行うことも可能である。

 

 数ヶ月前まではおそらく純正双子が一番よいアーキタイプだっただろうが今はそんなことは全くないと言い切ることができる。黄金牙、タシグルはモダン環境における最強の探査呪文だろうし、終盤においてすばらしい恩恵を与えてくれるだろう。このカードの採用によってミッドレンジ系のデッキに対するマッチアップの不利性はかなり解消されたといえる。

 

 黒を双子に加えても、そこまで有用なカードは多くないためノイズになる用にも考えられる。しかしいくつかのカードは単純に青赤純正に比べてデッキパワーの底上げに寄与してくれることだろう。終止、思考囲いは丸くカードパワーも高いカードである。また、瞬唱の魔導士と併用した場合はさらにすばらしいものとなる。コラガンの命令は最近現れたカードとしてはとてもコスパがよく、親和対策としてもばっちりである。僕はMathewのリストを気に入っているし、双子が迷走していくことはないと思っているね。

 

ジャンド

 次はJarvis Yuのジャンドについて、下のリストを参考にしてもらいたい。

13 Creatures

4 Dark Confidant
1 Olivia Voldaren
3 Scavenging Ooze
4 Tarmogoyf
1 Tasigur, the Golden Fang

3 Planeswalkers
3 Liliana of the Veil

20 Spells
2 Abrupt Decay
1 Duress
4 Inquisition of Kozilek
2 Kolaghan's Command
4 Lightning Bolt
1 Maelstrom Pulse
1 Outpost Siege
3 Terminate
2 Thoughtseize

24 Lands
4 Blackcleave Cliffs
1 Blood Crypt
2 Bloodstained Mire
1 Forest
1 Mountain
1 Overgrown Tomb
4 Raging Ravine
1 Stomping Ground
2 Swamp
1 Twilight Mire
4 Verdant Catacombs
2 Wooded Foothills

Sideboard
1 Abrupt Decay
2 Ancient Grudge
2 Anger of the Gods
4 Fulminator Mage
2 Kitchen Finks
1 Liliana of the Veil
1 Olivia Voldaren
1 Outpost Siege
1 Thrun, the Last Troll

 ジャンドは黒緑形のアーキタイプの一つだし、アブザンのミッドレンジより好まれている。アブザンデッキがプロツアー運命再編において絶大なプレイヤー人口を誇っていたことを考慮するとアブザンの人口が若干減少していることは驚くべきこととなるだろう。稲妻はまたモダンにおける有用性をとりもどしたが、実際のところは1:2交換ができるコラガンの命令をメインデッキに採用できるようになったところがジャンドの利点となる最大の点だ。

 ジャンドはアブザンに似ているデッキではあるが、サイドボード後はビートダウンが難しいものとなる。例えば昔アブザンに対し双子はアブザン側が触りにくい誘惑蒔きを採用していた。

 

 このデッキの特徴としては多くの1枚挿しカードがあげられるだろう。黄金牙、タシグルやオリヴィア・ヴォルダーレンはとてもカードパワーが高く、ともに伝説のクリーチャーではあるし、できるならその両方の恩恵を受けたいと考えるだろう。オリヴィアはアブザンカンパニーや大概のフェアデッキに対してとても強力なカードとなる。また、タシグルについては先述の通りとても強力なものであり、タシグルに限らず数枚の探査カードを入れることは一般にいいことと考えられる。また、前哨地の包囲の採用はとても興味深いものであるだろう。過去のジャンドにおいてはこの枠は紅蓮の達人チャンドラであったが、前哨地の包囲のほうがより質のよいものとなるだろう。特に1:1交換が多用されるミラーマッチにおいては突破口となりうるのではないだろうか。

 

アブザンカンパニー

MTGOにおいてAspect0が用いたリストがこちらだ。

28 Creatures
4 Anafenza, Kin-Tree Spirit
1 Archangel of Thune
4 Birds of Paradise
2 Eternal Witness
4 Kitchen Finks
1 Melira, Sylvok Outcast
1 Murderous Redcap
1 Scavenging Ooze
1 Spike Feeder
3 Tarmogoyf
1 Varolz, the Scar-Striped
2 Viscera Seer
3 Wall of Roots

10 Spells
2 Abrupt Decay
4 Chord of Calling
4 Collected Company

22 Lands
3 Forest
2 Gavony Township
1 Godless Shrine
1 Marsh Flats
1 Overgrown Tomb
1 Plains
2 Razorverge Thicket
1 Swamp
2 Temple Garden
3 Verdant Catacombs
4 Windswept Heath
1 Wooded Bastion

Sideboard
1 Kataki, War's Wage
3 Kor Firewalker
1 Murderous Cut
1 Orzhov Pontiff
1 Path to Exile
1 Reclamation Sage
1 Reveillark
1 Scavenging Ooze
1 Sin Collector
1 Spellskite
3 Thoughtseize

 このアーキタイプについては以前に紹介を行ったものの、Worcesterにおいてはあまり用いられなかった。しかしここ1ヶ月の間で飛躍的にその数をのばし、出産の殻の系譜を追うデッキとなった。僕はこの型が大好きだ。このデッキにおけるコンボは早急にかつ安易に到達することができる、そのためモダンにこのごろ触れていなかったという人は注意するべきだろう。4枚の族樹の精霊、アナフェンザはコンボの中核にもなり、またクリーチャーの強化にも使えるというカードである。このデッキに興味をもった人がいればぜひ、僕の書いた記事(http://magic.tcgplayer.com/db/article.asp?ID=12538)もみてくれるとありがたい。

 

ナヤバーン

Aleksa Telarovのリストをサンプルとしよう。

14 Creatures
4 Eidolon of the Great Revel
4 Goblin Guide
2 Grim Lavamancer
4 Monastery Swiftspear

27 Spells
4 Atarka's Command
4 Boros Charm
4 Lava Spike
4 Lightning Bolt
2 Lightning Helix
4 Rift Bolt
3 Searing Blaze
2 Shard Volley

19 Lands
4 Arid Mesa
4 Bloodstained Mire
2 Mountain
2 Sacred Foundry
4 Scalding Tarn
2 Stomping Ground
1 Wooded Foothills

Sideboard
2 Deflecting Palm
4 Destructive Revelry
3 Kor Firewalker
2 Molten Rain
2 Path to Exile
2 Rending Volley

 このデッキは僕が一番使ってきたアーキタイプだし、アタルカの命令を入れてもマナ基盤は影響を受けない。さあ、頭蓋割りを上位互換であるアタルカの命令に入れ替えようじゃないか。土地を置く効果を使うことはほぼないだろうが、クリーチャーに+1/+1修正をつける能力は多少使うことがあり、1枚で4〜5点のダメージをたたき出すバーン呪文となる訳だ。前はこのカードの採用に多少の躊躇があったが、今となってはこのカードの採用は絶対的なものだと言い切ることができる。

 また、このデッキはそれほどいじる所もなく、ただプレイ環境にあわせてサイドボードを調整する程度で問題ない。

 ただ、フェッチランドで持ってくる土地には注意をしなくてはならない。なぜならば、メインデッキ内に緑、白のいずれかを要求するスペルがあるからである。バーンは感染と同様にミッドレンジ型のデッキに対してはマウントをとることができるデッキではあるが、アブザンカンパニーなどに採用されている台所の嫌がらせやに関しては注意をするべきだ。

 

青緑感染

Lucas Duchow がMOCSで用いたリストがこれだ。

15 Creatures
4 Blighted Agent
4 Glistener Elf
2 Ichorclaw Myr
4 Noble Hierarch
1 Spellskite

26 Spells
3 Apostle's Blessing
4 Become Immense
2 Distortion Strike
4 Gitaxian Probe
4 Might of Old Krosa
4 Mutagenic Growth
1 Sleight of Hand
4 Vines of Vastwood

19 Lands
2 Breeding Pool
2 Forest
4 Inkmoth Nexus
2 Misty Rainforest
2 Pendelhaven
3 Verdant Catacombs
2 Windswept Heath
2 Wooded Foothills

Sideboard
1 Carrion Call
2 Dispel
1 Dryad Arbor
2 Nature's Claim
2 Spell Pierce
3 Spellskite
3 Twisted Image
1 Wild Defiance

 青緑感染はプロツアー運命再編の後にとても人気がでてきたアーキタイプである。このデッキはちょっとした相手との対話のみをもっていかなるデッキも餌食とする。そしてこれが、稲妻が重要な意味をもつ最大の理由となる。このデッキはトロンのようなゆっくりとした相互作用の少ないデッキに対して戦えるように作ってある。Modo(MO関連の単語?) 上においてはこのデッキは多数の人に使われているが、対人イベントまでの移行はしていないように思う。このデッキはトーナメントシーンに現れるが、どのようにこの、殴り倒すことだけに全力を傾けたデッキに対処すればいいかについて理解しておけば、その知識がきっとこのデッキを打ち倒す手助けとなるだろう。このリストにおいて4枚投入されている強大化は全てのゲームにおいて1枚は引きたいが複数枚は引きたくないしそうなってしまえば最悪だろう。私は胆液爪のマイアが採用されていることに驚いたが、確かに1体のクリーチャーさえいれば勝つことはできるだろう。だからこそクリーチャー数を少し増やしているのだろう。

 

アブザンミッドレンジ

John SnidajewskiがMaxPoint Gold eventで使ったレシピがこちら。

15 Creatures
3 Noble Hierarch
2 Scavenging Ooze
4 Siege Rhino
4 Tarmogoyf
2 Tasigur, the Golden Fang

3 Planeswalkers
3 Liliana of the Veil

18 Spells
3 Abrupt Decay
1 Batterskull
4 Inquisition of Kozilek
4 Lingering Souls
1 Maelstrom Pulse
3 Path to Exile
2 Thoughtseize

25 Lands
1 Forest
2 Gavony Township
1 Godless Shrine
4 Marsh Flats
3 Overgrown Tomb
1 Plains
2 Swamp
1 Temple Garden
2 Treetop Village
2 Twilight Mire
1 Urborg, Tomb of Yawgmoth
4 Verdant Catacombs
1 Windswept Heath

Sideboard
1 Batterskull
1 Creeping Corrosion
4 Fulminator Mage
2 Leyline of Sanctity
1 Liliana of the Veil
2 Stony Silence
1 Thrun, the Last Troll
1 Timely Reinforcements
2 Zealous Persecution

 ジャンドの項で説明した通り、アブザンは若干ジャンドにその使用率を奪われつつある。というのも両者はとても似ているデッキであり、さらにいえば現環境にあっているのがジャンドだからである。もちろん、アブザンがとても丸くて強固なデッキであることは事実だし、プレイヤーが少なくなる理由もほとんどないだろう。包囲サイをプレイすることについては多いに(ほにゃにゃ)このリストにおいてはマナ加速、そして流刑への道の白マナとして貴族の教主を採用している。Johnは軽いスペル、そして3T目に包囲サイを着地させることの重要性を理解しているのだろう。また、このアーキタイプは未練ある魂を使うのに最も都合のいいものである。対ジャンド戦においても雷口のヘルカイトを採用しているリストは少なく、このカードの対処に苦労させることができるのではないだろうか。

 

護符コン

Micah Greenbaumは下記の護符コンボを用いてSCG準優勝を果たした。 

7 Creatures
2 Azusa, Lost but Seeking
1 Oracle of Mul Daya
4 Primeval Titan

26 Spells
4 Amulet of Vigor
4 Ancient Stirrings
3 Hive Mind
2 Pact of Negation
4 Serum Visions
1 Slaughter Pact
4 Summer Bloom
4 Summoner's Pact

27 Lands
1 Boros Garrison
1 Cavern of Souls
1 Forest
3 Gemstone Mine
1 Golgari Rot Farm
3 Gruul Turf
1 Khalni Garden
1 Radiant Fountain
1 Selesnya Sanctuary
4 Simic Growth Chamber
1 Slayers' Stronghold
1 Sunhome, Fortress of the Legion
1 Temple of Mystery
3 Tendo Ice Bridge
3 Tolaria West
1 Vesuva

Sideboard
1 Dragonlord Dromoka
1 Ghost Quarter
1 Grafdigger's Cage
1 Hornet Queen
2 Leyline of Sanctity
3 Pyroclasm
2 Seal of Primordium
1 Sigarda, Host of Herons
1 Spellskite
1 Swan Song
1 Thragtusk

 このデッキはプロツアー運命再編で大成功をおさめ、大人気となったもう一つのデッキである。そして最も使いこなすのが難しいデッキである護符コンは自分で使う分には心強いし、対戦相手にするにはめんどうなものとなる。土地破壊として地盤の際の採用率は低くなり、ジャンドが大爆発の魔導士を採用している程度であるだろうが、このデッキが一番相対したくないカードは血染めの月であり、これは純正双子の減少によってあまりみることが多くなくなっている。龍王アタルカは召還士の契約でサーチすることができ、小型クリーチャーやプレインズウォーカーの対処となるためとてもよいカードとなる。護符コンは僕が対戦したくないデッキの1つだしとても強い。ただ環境中での絶対数はそれほど大きなものにはならない。それはより速くコンボを決めるデッキやクロックを刻めるデッキが護符コンに対して有利なマッチアップになるためだ。

 

グリクシスデルバー

プロツアーチャンピオンとなったMartin DangはMOCSで次のようなグリクシスデルバーを操っていた。

15 Creatures
4 Delver of Secrets
2 Gurmag Angler
4 Snapcaster Mage
2 Tasigur, the Golden Fang
3 Young Pyromancer

27 Spells
1 Burst Lightning
1 Deprive
1 Electrolyze
3 Gitaxian Probe
1 Izzet Charm
1 Kolaghan's Command
4 Lightning Bolt
2 Mana Leak
1 Murderous Cut
1 Remand
4 Serum Visions
2 Spell Snare
1 Terminate
4 Thought Scour

18 Lands
1 Blood Crypt
2 Darkslick Shores
2 Island
4 Polluted Delta
3 Scalding Tarn
2 Steam Vents
2 Sulfur Falls
1 Swamp
1 Watery Grave

Sideboard
2 Blood Moon
2 Dispel
3 Dragon's Claw
2 Izzet Staticaster
1 Negate
2 Shattering Spree
2 Spellskite
1 Threads of Disloyalty

 まず始めに、ティムールデルバーがWorcesterですばらしい結果を残してはいたがグリクシスデルバーも同様に結果を残していたこと、そして今回の10種類のアーキタイプのうちに2つのデルバーデッキを掲載するスペースがなかったことについて先にいっておきたい。

 デルバーは宝船の巡航や時を越えた探索の禁止以来それほどメタゲームの上位にはあがってこなかった。しかし、集合した中隊を用いたデッキが増加している今、デルバーデッキはそのアンチとなりうるのだ。このデッキはグリクシス双子と同じような動きをするが、最終的な勝利方法はビートダウンによるダメージによるものだという点で双子とは若干の違いがある。探査カードをデッキに加えるという風潮はデルバーデッキに対して黄金牙、タシグルだけでなくグルマグのアンコウも採用させた。この探査カードの全てが潤滑に動くように思考掃きが4枚フル投入されている。また、このデッキは瞬唱の魔導士を一番うまく使うことのできるデッキであるだろう。レガシー環境でデルバーを使ってきた人にとって、このデッキはとても使いやすいものとなるのではないだろうか。

 

エルフ

CincinnatsがMOで使っていたレシピを参考にしてみたいと思う。

34 Creatures
4 Elvish Archdruid
4 Elvish Mystic
4 Elvish Visionary
2 Eternal Witness
2 Ezuri, Renegade Leader
1 Fauna Shaman
4 Heritage Druid
4 Llanowar Elves
1 Mirror Entity
4 Nettle Sentinel
1 Reclamation Sage
1 Scavenging Ooze
1 Spellskite
1 Thragtusk

8 Spells
4 Chord of Calling
4 Collected Company

18 Lands
4 Cavern of Souls
6 Forest
3 Nykthos, Shrine to Nyx
1 Pendelhaven
4 Razorverge Thicket

Sideboard
1 Aven Mindcensor
2 Beast Within
1 Burrenton Forge-Tender
2 Choke
2 Eternal Witness
1 Fracturing Gust
1 Kor Firewalker
1 Melira, Sylvok Outcast
1 Phyrexian Revoker
2 Reclamation Sage
1 Thrun, the Last Troll

 集合した中隊はアブザンだけでなく、他のアーキタイプも覚醒させた。エルフの中核をなす部分は存在こそしていたが、デッキとしてプレイアブルなものではなかった。しかし、集合した中隊を採用することによってデッキとしてのパワーが大きく上昇した。このデッキは既にMagic Onlineを席巻しているが、その登場からまだ日が浅いためか紙を用いた実戦のメタゲーム上ではまだ登場していない。このデッキは1マナで呼び出せるエルフから大量のマナを生成し、遺産のドルイドによってイラクサの歩哨のようなマナを生み出せないカードからもマナを引き出すことができるようになる。一度大量のマナを生み出して、鏡の精体や背教の主導者、エズーリを用いて殴り勝つことはとてもacademicである。このエルフデッキが瞬間的に流行するだけのものになるか、それとも今後もメタゲーム上に残るかについては、今後明らかになっていくことだろう。

 

親和

親和のサンプルレシピとしてChristopher AricoがDallas Openで準優勝したときのレシピを用いよう。 

29 Creatures
4 Arcbound Ravager
2 Etched Champion
2 Master of Etherium
3 Memnite
4 Ornithopter
4 Signal Pest
3 Spellskite
3 Steel Overseer
4 Vault Skirge

15 Spells
4 Cranial Plating
3 Galvanic Blast
4 Mox Opal
4 Springleaf Drum

16 Lands
4 Blinkmoth Nexus
4 Darksteel Citadel
4 Glimmervoid
3 Inkmoth Nexus
1 Mountain

Sideboard
1 Ancient Grudge
2 Blood Moon
1 Dragon's Claw
1 Etched Champion
1 Gut Shot
1 Rest in Peace
1 Spellskite
3 Thoughtseize
1 Torpor Orb
2 Wear // Tear
1 Whipflare

 

 親和はレシピを作らなかった!(うまく訳せませんでした)親和はモダンで最も人気のあるアーキタイプの一つであったのだが、開発部によって最近打撃を受けることとなった。そのカードとはもちろんコラガンの命令であり、しかしながら同時に未練ある魂もその採用数を減らされている。僕はメインデッキに呪文滑りを3枚採用するのが双子や感染デッキのマッチアップをよくするのに都合がいいと思っている。サイドボードに血染めの月を採用するのは基本ではない土地に頼っているデッキはもちろんのこと、大概の3色デッキに対して不意な脅威となりうるだろう。

 

 以上が僕の考えるTop10のリストだ。ここで紹介しそびれたものもいくつもある。例えば純正双子はグリクシス双子に比べて人気が低いし、ナヤカンパニーはまだ研究が不十分でここにのせられるレベルではなかった。今後、メタゲーム上で浮き下がりは多少なりともあるだろうが、とりあえず、僕はこのリストがモダンフォーマットにおける正確なメタゲームの再現になると信じていたい。