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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

感染はモダンにて最強のデッキなのだ。(Blue/Green Infect Is the Best Deck in Modern By Owen Turtenwald )

感染

» Blue/Green Infect Is the Best Deck in Modern

より。

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 GPLAに向けたデッキ作りは、感染のより高い精度の完成を目指すのと同義となった。PTFRFでも、OGWでも7-3という成績を残すことができていたし、実際手に馴染むようになった。MOでもいい成績を残し続けることができたので、これ以上変に触るようなことはせず、他のトーナメントの準備を始めた。調整をしすぎて調整の効果がなくなってしまっては本末転倒なのだ。

 そして、このレシピに至ったのである。

 青緑感染

Lands
2 Forest/森
2 Misty Rainforest/霧深い雨林
2 Verdant Catacombs/新緑の地下墓地
3 Windswept Heath/吹きさらしの荒野
3 Wooded Foothills/樹木茂る山麓
4 Inkmoth Nexus/墨蛾の生息地
2 Pendelhaven/ペンテルヘイヴン
2 Breeding Pool/繁殖池
Creatures
4 Noble Hierarch/貴族の教主
4 Glistener Elf/ぎらつかせのエルフ
4 Blighted Agent/荒廃の工作員
1 Viridian Corrupter/ヴィリジアンの堕落者
Spells
2 Twisted Image/よじれた映像
1 Distortion Strike/ひずみの一撃
2 Apostle's Blessing/使徒の祝福
4 Become Immense/強大化
4 Might of Old Krosa/古きクローサの力
4 Gitaxian Probe/ギタクシア派の調査
4 Vines of Vastwood/巨森の蔦
1 Dismember/四肢切断
1 Spell Pierce/呪文貫き
4 Mutagenic Growth/変異原性の成長

Sideboard
2 Spell Pierce/呪文貫き
1 Dryad Arbor/ドライアドの東屋
1 Dispel/払拭
2 Nature's Claim/自然の要求
1 Unravel the AEther/霊気のほころび
2 Dismember/四肢切断
4 Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
1 Twisted Image/よじれた映像
1 Grafdigger's Cage/墓掘りの檻

  ちょっとメインのカード採用について、気になるところがあると思われる。しかし、それらのカードはすべてきちんとした理由付けがされているのだ。

呪文貫き

 このカードは特にサイド後、魂の裏切りの夜や神々の憤怒、紅蓮術士の昇天といったカードを使ってくるようなデッキ相手に3枚積むことになる。しかし現実的には稲妻や流刑への道に対する実質的なカウンターとしても働いてくれるのである。とはいえメイン戦でこのカードを2枚以上引くことは負けに直結してしまうだろう、そしてコラガンの命令や謎めいた命令に対して打つことができれば大きなアドバンテージを得られるだろう、という点で1枚のみメインボードに採用している。そしてギタクシア派の調査のおかげで土地が寝づらくなっているこのデッキにおいて、このカードはいつでも打てるカウンターとしての役割をもてるのだ。

四肢切断

 僕はメリーラと呪文滑り対策としてこのカードを3枚投入しておきたかった。そして呪文貫きと同様に、2枚以上引いたら負けとなる呪文であった。この手のデッキで除去はあまり積みたくない、という点でも確かにそうなのだが、それ以上にライフペイが重大すぎるのである。

補足。

 呪文貫きや四肢切断で触れている「2枚引いたら負け」と言うのは感染のようなデッキにおいて必要とする初手は2~3枚の土地と、感染持ちクリーチャー1匹以上、そして2枚ほどのパンプと呪文滑りに対する除去や使徒の祝福、ひずみの一撃のような回避能力を与えるカードなのだ。これらのカードをきっちりと毎回手札に引き入れることができれば、容易に勝利することができる。とは言えいつでもこんな引きができるわけではないため、その保険としてのカードが必要となるのだ。四肢切断についてはエルフが殴るための道を作り、呪文貫きは実質的な除去対策となってくれるわけだ。とは言えどちらも対応してくるようなデッキ相手のカードでしかなく、そういった行為をしてこない相手に対しては無駄牌でしかないのである。

 よじれた映像

 特にサイドボード後、呪文滑りや極楽鳥、貴族の教主を撃ち落とすためにこのカードを3枚入れておきたい。20枚サイドボードが取れているかのようにデッキ作りをするという意味でも、四肢切断や呪文貫きとこのカードはちらして採用しておきたかったのだ。そしてその中でもよじれた映像は最悪キャントリップとして強大化の墓地溜めに協力してくれるものである。この中では一番いい選択肢だといえるだろう。アブザンカンパニーやメイン呪文滑りといったこのデッキを殺してくるデッキに対して、このカードはとても有用に働いてくれるのである。

ヴィリジアンの堕落者

 僕はいつでもこのカードをメインに1枚投入しているが、いつもいい仕事をしてくれる。変異原性の成長と組み合わせることで稲妻を回避し、よじれた映像や四肢切断をあわせて実質4枚の呪文滑り除去体制を取ることができる。更にはサイド後のほころびと組み合わせ、虚空の杯の対策もとれるのである。このごろ虚空の杯はあまり取られているカードではないものの、無視してしまうのはよろしくないだろう。また、1G目においては感染クリーチャーが手札にいないハンドはすべてマリガンしたいと思うほどであり、13枚目の感染クリーチャーという点でもキープ基準の緩和に貢献してくれるのはとても大きい。

変異原性の成長

 かつてはこのカードを使うのを嫌がっていたこともあった。とはいえ今では4枚フル投入になっている。数は少ないだろうが次元の歪曲やはらわた撃ち、噴出の稲妻を使っているプレイヤーは存在しており、それらのカードに対してこのカードは実質的なFoWとなってくれるのである。昨今の禁止改定によって、モダンは本当に多量のデッキが存在可能なフォーマットとなった。感染の強いところは他のデッキができないような、3Tキルをある程度安定して達成することができ、たとえ相性が悪いデッキであってもなんとかなってしまうことがある、という点にある。そしてまた、このカード自体がスロットを圧迫することなく採用できるパンプ呪文となるというのも評価できる。

変異原性の成長+強大化=+8/8修正

クローサ+巨森の蔦=+8/8修正 

 そう、8点だ。10点にはならない。とは言えこのような呪文の唱え方をするころにはすでに毒カウンターは相手に多少溜まっており、これで十分に殺すことができるようになるのだ。例えば1Tエルフ、2T目アタックからパンプ9点という動きもある。また1T目教主、2T目工作員、3T目にどーん。こういった形で10点の壁を超えるのは少々難しいが、このカードによって最後の人教ができるようになるのだ。また先にもいったように強大化の餌としても使えるこの呪文はとても便利だという評価を下す他ないだろう。

台所の嫌がらせ屋

 もちろんこのカードはバーン対策なのだが、この頃のバーンデッキは炎樹族奇襲隊コンボを搭載しているのが主流である。とは言えそのような構築はマナ基盤の安定のためにリア婦を投げ捨てる必要があり、それをこのカードで突くことができるようになるのだ。負けている時でも、買っている時でも、盤面に影響を与えて負ける要素を減らしてくれる。相手からスレば殺したくないものの、もし流刑への道を打ってしまえば後の墨蛾を止める手段がなくなってしまうのである。マナスクリューしていたり、相手が複数枚流刑をもっているとかでないかぎり、盤石となったといっていいだろう。

墓掘りの檻

 このカードの入れすぎはゲームに勝つためのプランの崩壊を招いてしまうだろうが、アブザンカンパニー対策として超効果的なカードを用意したかったのである。このカードによって召喚の調べ、集合した中隊はどちらもとまることとなり、ドレッジがこの頃増えてきていることも考えるとその対策にもなってくれるという点で評価が高い。ドレッジはまだデッキとしての練度が低く、また感染のお客様ではあるのだとは思っているのだがあって損するということもないし、1マナでの対策カードがあるというのはとても大きなメリットをもつのである。

霊気のほころび

 かつては3枚の自然の要求を用いて、親和やランタンコントロールを対処してきた。しかしながら虚空の杯に対して複数枚の要求は実質の無駄牌となる上に溶接の壺を超えることができないという点、アカデミーの廃墟による回収を無駄にできるという点、そしてついでに呪禁オーラのようなデッキにおける族霊鎧つきの呪文滑りを自然に除去できるという点を評価して採用することとした。確かに弱点として、2マナというマナコストだけが少々不安ではあるが、最悪の状況を想定した場合、それ以上のリターンがあるため採用することとした。