MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

今日のデッキ:人間のモダン環境侵略(Daily Digest: Humans Invade Modern! by MICHAEL MAJORS)

StarCityGames.com - Daily Digest: Humans Invade Modern!

より。

スタンダードをも支配しかけた白単人間、その魔の手がモダンにも……?

SCGOpenでもVideomatchにてその姿を表したそのデッキの原型についての簡易考察記事です。

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 人間は白のアグロデッキとしてここ数年隆盛を重ねてきた。その観点からして、モダン環境においてこのデッキが隆盛をしてくることもそう想像に難くないと言えるだろう。

  サリアの副官はロードとしても働き、自身もどんどん強くなるカードである。そし、スレイベンの検査官はアグロデッキの割には身こそ薄いが、手がかりの力によって次の一手を生み出してくれる。ただでさえアグレッシブなデッキにおいてその加速が可能となるメリットは計り知れないだろう。

 その点において、教区の勇者はサリアの副官の原型となり、ZYXWUTSRQPONのアイディアによって組み合わされたこの2人は互いに高め合い、恐ろしい打点を生み出せるようになった。

 町民の結集はパット見だと弱そうなカードではある。しかしながらここには教区の勇者もサリアの副官もいるのだ。これらの手によって互いに手のつけられないサイズへと、人間は変貌を遂げていくのである。

 そして最高のカードが、精霊への挑戦だ。このカードは除去に対するカウンターとして機能するだけでなく、実質的なアンブロッカブルの付与となる。盤面に揃ったパワーがそのまま相手に襲いかかることになるのだ。

 そして、人間一つとっても、白という色はサイドボードの多様性を理由として素晴らしい選択肢といえるだろう。アグロデッキでありながらドローもいくばくか進められるというこのデッキは相手のメタも容易に可能となってくれる。石のような静寂や安らかなる眠りといった様々なカードを採用できるのである。昨今のアブザンカンパニーの隆盛を考えるならば墓掘りの檻を自然に採用できるのはひどく有用であるといえるだろう。そしてさらに、マナの税収という超絶おしゃれカードの採用も可能となるのだ。もしデッキのマナカーブがこのデッキと似ているのであれば、たった一枚の魔力の乱れだけで盤面が一気に崩壊することもありうるのである。

 人間の反逆が、ココから始まるのだ。

Mono-White Humans

ZYXWVUTSRQPON (5-0)

27 Creatures

4 Boros Elite/ボロスの精鋭
4 Champion of the Parish/教区の勇者
4 Doomed Traveler/宿命の旅人
4 Thalia's Lieutenant/サリアの副官
3 Thraben Inspector/スレイベンの検査官
4 Kytheon, Hero of Akros/アクロスの勇者、きておん
4 Thalia, Guardian of Thraben/スレイベンの守護者、サリア
20 Lands

16 Plains/平地
2 Horizon Canopy/地平線の梢
2 Mutavault/変わり谷
13Spells 

3 Honor of the Pure/清浄の名誉
4 Brave the Elements/精霊への挑戦
2 Path to Exile/流刑への道
4 Gather the Townsfolk/町民の結集
Sideboard

2 Grafdigger's Cage/墓掘りの檻
1 Knight of the White Orchid/白蘭の騎士
2 Rest in Peace/安らかなる眠り
4 Stony Silence/石のような静寂
2 Gut Shot/はらわた打ち
2 Mana Tithe/マナの税収
2 Path to Exile/流刑への道