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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

モダン環境におけるBUG剣の可能性(Sultai Sword in Modern By Frank Lepore)

» Sultai Sword in Modern

より。

弱者の剣解禁を受けた新たなデッキとなるか。

ーーーーー

 6年間を過ごしたTCGPを去り、トップツアーでTop8に入り、そしてここ、CFBにきた。……正直ここにいるのもそこまで長くないかも知れないが。(著者の近況、これからについての記述だったため略)

 

 さて、僕は今回エルドラージのいなくなったモダン環境において、黒いテゼレットの力を久しぶりに借りたくなったのだ。SOM期のスタンダードを思い出す、そんな構築になるだろう。さあ、見て欲しい。

Sultai Sword

24 Lands
1 Forest/森
1 Swamp/沼
1 Island/島
1 Urborg, Tomb of Yawgmoth/ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
1 Academy Ruins/アカデミーの廃墟
2 Creeping Tar Pit/忍び寄るタール坑
4 Polluted Delta/汚染された三角州
4 Verdant Catacombs/新緑の地下墓地
2 Overgrown Tomb/草むした墓
2 Watery Grave/湿った墓
2 Breeding Pool/繁殖池
3 Darkslick Shores/闇滑りの岸
5 Creatures
3 Glissa, the Traitor/裏切り者グリッサ
1 Tasigur, the Golden Fang/黄金牙、タシグル
1 Wurmcoil Engine/ワームとぐろエンジン
31 Spells
3 Thirst for Knowledge/知識の渇望
4 Tezzeret, Agent of Bolas/ボーラスの工作員、テゼレット
3 Abrupt Decay/突然の衰微
3 Sword of the Meek/弱者の剣
4 Thopter Foundry/飛行機械の鋳造所
1 Batterskull/殴打頭蓋
1 Golgari Signet/ゴルガリの印鑑
2 Executioner's Capsule/処刑人の薬包
1 Engineered Explosives/仕組まれた爆薬
4 Inquisition of Kozilek/コジレックの審問
1 Dismember/四肢切断
1 Tezzeret the Seeker/求道者テゼレット
3 Talisman of Dominance/威圧のタリスマン
Sideboard
3 Chalice of the Void/虚空の杯
1 Engineered Explosives/仕組まれた爆薬
2 Thoughtseize/思考囲い
2 Spell Pierce/呪文貫き
2 Negate/否認
4 Relic of Progenitus/大祖始の遺産
1 Damnation/滅び

 このデッキが目指すのはとてもわかりやすい戦略だ。このもったりマナベースは裏切り者グリッサのためのものだ。(もちろんこの採用には少々懐疑的ではある。グリッサがBGGではなくBBGだったらなぁ)

 冗談はココらへんにして、実際ZacがBG系デッキにグリッサの採用を試し、実際にある程度の成果を残している。実際生き残りさえすれば無茶苦茶な動きをしてくれるのだ。接死、先制攻撃によってクリーチャーでのこのカードへの対処は不可能となり、さらに相手のクリーチャーの死亡時誘発でのアーティファクト回収はキチガイじみた動きと言っていいだろう。ワムコ、バター、爆薬、また薬包でも十分な働きを見せてくれることになるだろう。

 しかしグリッサは第二の刃でしかない。第一の刃は、そう、ソプターコンボだ。(さらに言えばグリッサでコンボパーツを回収できるというちゃっかりシナジーもある。)

 両テゼレットを引いてしまうのは少々悲しいが、そのリスクを十分に補うだけのカードパワーがあり、その場その場に応じてコンボ成立や盤面対処のカードを創りだしてくれるのである。

 4積みのマナファクトは4~5マナ域のPWを早い段階で安定して場に出すために必要なカードだ。オパールのモックスも考慮したこともあったがアーティファクト量が少々少なく、ダークスティールの城塞もないということで諦めたのである。

 知識の渇望はこのデッキのために生まれてきたような呪文である。コンボパーツや必要ないワムコを一旦墓地におくり、グリッサで回収するという動きも可能となる。

 突然の衰微は確かに素晴らしい除去呪文で、相手のソプターコンボを妨害できるメリットはとても大きい。そしてもう一つ、僕が注目しているのが殺戮の契約である。タップアウトの状態で相手がグリッサに対して除去を打ってきた時にこれをレスポンスで相手のクリーチャーに投げることによって、実質的な1:2交換が可能となってくれるのだ。

 弱者の剣の解禁は様々なデッキに2枚コンボの搭載を可能とした。さらに言えば祖先の幻視を主軸としたコントロールが相当に強くなったと言っていいだろう。時の篩と組み合わせたり単に青黒コントロールとして動かしたり、とバリエーションが豊富に産まれたのである。そして今回、僕はBUGカラーを試してみたわけだ。たった一枚のカードの解禁だけでここまで多様なデッキが生まれるとは思わなかっただろう。

 僕のようなデッキビルダーにとってこのような環境模索の黎明期は最高の時間である。SOIによるスタンダードの変化、3枚のカードの禁止解禁によるモダンの変化、これらは僕達デッキビルダーにとって最高の感覚を何週かにわたって覚えさせてくれることだろう。リミテ専の人にとっても新セットのリミテッドは心待ちのものだっただろうしね。WotCが私たちに年4回くれるプレゼントを、僕はMOで心待ちにしているし、ビデオ記事も計画している。

 4/13。MOにおけるSOIの解禁日であり、新禁止改訂の適用が始まる。Twitchでの僕のBUGSwordの活躍を是非みてほしいし、たとえポシャったとしてもそれを糧としてもっと洗練したデッキを作っていこうと思う。

 読んでくれてありがとう、また次の記事であおう!