MtG訳記た。

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Pantheonによる親和の使い方(The Pantheon Deck Tech: Affinity By Gabriel Nassif)

» The Pantheon Deck Tech: Affinity

より。

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 僕はAtlantaでも親和を使うことをここで宣言しよう。確かに感染は強力なデッキだろうがそれでも勝率はそこまで変わらないだろうし、もし悪いものであったとしてもこれまでの経験を考えれば親和を使うほうがベターだと判断している。

 というわけでPTの朝、登録したデッキがこれだ。

Affinity

17 Lands
4 Blinkmoth Nexus/ちらつき蛾の生息地
4 Inkmoth Nexus/墨蛾の生息地
4 Darksteel Citadel/ダークスティールの城塞
4 Glimmervoid/空僻地
1 Island/島
23 Creatures
4 Memnite/メムナイト
4 Ornithopter/羽ばたき飛行機械
4 Signal Pest/信号の邪魔者
4 Arcbound Ravager/電結の荒廃者
4 Steel Overseer/鋼の監視者
1 Vault Skirge/大霊堂のスカージ
1 Master of Etherium/エーテリウムの達人
1 Etched Champion/刻まれた勇者
20 Spells
4 Mox Opal/オパールのモックス
2 Welding Jar/溶接の壺
4 Springleaf Drum/バネ葉の太鼓
4 Cranial Plating/頭蓋囲い
2 Galvanic Blast/感電破
4 Thoughtcast/物読み
Sideboard
2 Etched Champion/刻まれた勇者
2 Ancient Grudge/古えの遺恨
2 Ghirapur Aether Grid/ギラプールの霊気格子
2 Dismember/四肢切断
1 Rule of Law/法の定め
1 Grafdigger's Cage/墓掘りの檻
1 Chalice of the Void/虚空の杯
1 Thoughtseize/思考囲い
2 Unified Will/統一された意志
1 Whipflare/鞭打ち炎

 他のリストとこのリストで大きく異なっている点としては0マナアーティファクトの量があるように思う。僕はこれで物読みを打ちやすくしたのである。この呪文を使いたくないというプレイヤーも数多くいるとは思うが、少なくとも僕自身はこのカードがとても好きなのである。このカードをオパモとともに走らせられるのはとても強い行動といえるだろう。

 また、2枚の溶接の壺は序盤の鋼の監視者を守るためのカードとして使っている。監視者を守りきりさえすれば余裕で勝てるからだ。

 そして今回このデッキにはかつては10枚弱色つき呪文が採用されていた。 僕自身かつてはエーテリウム2枚と物読み4、感電破4を採用していた。感染や親和、バーンに対して相性が良いからだ。しかしFrankは僕に7枚程度でとどめておけとは言われたが、なんとかなると思っていた。そして色マナソースが引けなかったとしたら死ぬなとは思っていた。

 木曜日、僕はまだ使うデッキを決めかねていた。親和、感染、キキコード。その3択を悩んでいたものの感染の経験が少ないことや、キキコードとかいう賭けに走るよりかは親和を使ったほうがいいだろうと思ったわけだ。確かにMOでキキコードを使っていたし、勝率もよかったもののチームメイトは賛同してくれなかったしクソデッキだろとも言われた。実際に、現実の相手と回したこともなかったというのもある。

 そして安定性を求め、僕は親和を使うことにした。Frankの過去の記事を探し、よみ、実践した。そんな中で感電破とスカージの枚数を減らすこととしたのだ。スカージは未練や憤怒といったカードへの弱さが際立った。バーンに対する相性が悪くなるとは思ったがもともとバーンに対しては有利だったしサイド後は頭蓋囲いに対処されるためにスカージ自体が弱いカードになると思っていたからだ。

 サイドボードに関しては至ってふつうのものであるといえよう。最終的な変更としては虚空の杯と刻まれた勇者2枚を天啓の光や思考囲い、倦怠の宝珠にかえて投入したというくらいだろう。そして使われる頻度こそ低いが、統一された意思は僕の大好きなカードであり、トロンやスケープシフト対策として完璧だと思っている。つまるところ粉砕の嵐や忍び寄る腐食対策になる上バーンも食えるという大きなメリットがあるのだ。

 PT前夜、僕はこの指針を変えるよう説得されたが、すでに決心は強くそれを聞き入れようとはしなかった。もう自分の順位がどの程度になるかをずっと楽しみにしていたと言ってもいいだろう。……そう、大事なパワーカードを忘れていたのだ。このせいで負けたと言っていいだろう。たしかに今回のプロツアーはエルドラージに強く支配されてはいた。自分もそのレベルのエルドラージを作れればという思いはあった。しかし親和はそれに十分対抗できていたし、プレイアブルなデッキであったことだけは確かだ。そしてMaynard、Dickmann両氏がエーテリウムの達人をメインから4枚採用していたことにひどく驚かされた。3枚までならまだしも、4枚は正直多すぎるように思う。今、親和を使うべき時なのかについては正直定かではないが、少なくとも次のMO Leagueではこの親和を使っていきたいと思っている。

PT後のAffinity

17 Lands
4 Blinkmoth Nexus/ちらつき蛾の生息地
4 Inkmoth Nexus/墨蛾の生息地
4 Darksteel Citadel/ダークスティールの城塞
4 Glimmervoid/空僻地
1 Island/島
25 Creatures
4 Memnite/メムナイト
4 Ornithopter/羽ばたき飛行機械
4 Signal Pest/信号の邪魔者
4 Arcbound Ravager/電結の荒廃者
4 Steel Overseer/鋼の監視者
3 Vault Skirge/大霊堂のスカージ
2 Master of Etherium/エーテリウムの達人
18 Spells
4 Mox Opal/オパールのモックス
1 Welding Jar/溶接の壺
4 Springleaf Drum/バネ葉の太鼓
4 Cranial Plating/頭蓋囲い
1 Galvanic Blast/感電破
4 Thoughtcast/物読み
Sideboard
3 Ancient Grudge/古えの遺恨
2 Ghirapur Aether Grid/ギラプールの霊気格子
2 Dismember/四肢切断
1 Rule of Law/法の定め
1 Grafdigger's Cage/墓掘りの檻
1 Chalice of the Void/虚空の杯
1 Thoughtseize/思考囲い
2 Unified Will/統一された意志
2 Whipflare/鞭打ち炎