MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

無色エルドラージのサイドボーディングについて(Eldrazi Sideboard Guide By Andrea Mengucci)

» Eldrazi Sideboard Guide

より。

エルドラージ解析(Breaking Eldrazi By Andrea Mengucci ) もぜひご覧ください。

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 それでは、サイドボーディングについてここから話していこう。主流なデッキに対してのものを示していこう。

 親和

先手

Out

4 猿人の指導霊

2 呪文滑り

1 作り変えるもの

In

3 はらわた撃ち

1 漸増爆弾

2 真髄の針

1 歪める嘆き

後手

Out

4 虚空の杯

2 呪文滑り

1 作り変えるもの

In

3 はらわた撃ち

1 漸増爆弾

2 真髄の針

1 歪める嘆き

  歪める嘆きが重すぎるのでは?という声も聞こえてくるものの、鋼の監視者を殺せるのはとても大きい。真髄の針は頭蓋囲いや電結の荒廃者、鋼の監視者を殺すことができる。

 虚空の杯をX=0で置くのは先手ではありな行動ではあるものの、後手ではもう手遅れとなってしまう事が多い。もしゲーム中盤で引いてしまった時にはX=0でおいておくのがおすすめだ。IvanがPatrickにしたように、ね。こっちにも唱えたい低マナ域スペルはあるのだ。

 ゴリラは先手では意味のないカードである。クリーチャーとしても使いにくい上、すでに先攻という優位は確保できている。

 結局のところこのマッチアップは5分の相性であり、さいの目に大きく左右されることとなるだろう。GPでは難しいことだと思うが、相手が親和だとわかっているなら堂々とX=0チャリスを先手で決めてやろう。

 僕自身は親和に対して2-1となったがチーム全体としては大勝を収めているということもここで示しておこう。

無色エルドラージ

Out

4 虚空の杯

2 漸増爆弾

In

3 忘却蒔き

3 はらわた撃ち 

  これは僕がMike Sigristにたいしてとったサイドボードだ。しかしチームの中でもこのサイドボーディングには様々な意見がある。Hayneは作り変えるものや四肢切断に強い呪文滑りを、またあるものは果てしなきものを除去できる漸増爆弾を残すと言い、またテンポこそとれるが対象が狭いはらわた撃ちを嫌うプレイヤーもいた。

 とはいえ、虚空の杯を抜くことに関して反対するものは誰一人としていなかったが。

青赤エルドラージ

Out

4 虚空の杯

2 漸増爆弾

2 呪文滑り

In

3 忘却蒔き

3 はらわた撃ち 

2 大祖始の遺産

  このマッチアップにおいてはらわた撃ちは重要なカードだ。現実を砕くものの不採用と四肢切断の枚数の少なさから空中生成エルドラージがミミックより重要視される体。

 漸増爆弾も確かに強いカードではある。相手のカードは3マナが多いからだ。とはいえ遺産と幽霊街で相手の土地をどんどん追放し、忘却蒔きを打ってしまったほうが楽ではある。

 このデッキは相性が悪い。早急に勝つのが一番の対策だ。そのためにマリガンは積極的にしていくべきだ。

バーン

 Out

2 漸増爆弾

In

1 呪文滑り

1 歪める嘆き

 相性最高のマッチアップだ。ノーダメージで勝てることすらある。チャリスX=1から難題の予見者をだせればもう勝ちと言っていいだろう。

感染

Out

4 作り変えるもの

In

3 はらわた撃ち

1 呪文滑り 

 もう一つの好都合なマッチアップである。ここで言うのも何だが、こちらが使う呪文にもコスト1のものがあるということと、チャリスのカウンターの数を忘れてはならない。僕みたいになるぞ。

緑黒

ジャンド

Out

4 猿人の指導霊

4 虚空の杯

1 呪文滑り

In

1 漸増爆弾

4 大祖始の遺産

3 忘却蒔き

1 歪める嘆き 

アブザン

Out

4 猿人の指導霊

4 虚空の杯

In

1 漸増爆弾

4 大祖始の遺産

3 忘却蒔き

  これは5分のマッチアップである。1戦目こそアグロのように動くべきだが2戦目以降は遺産と忘却蒔きを用いてコントロールのように立ち回り、相手の土地をパクりつづけ、ウギンの目を起動するのがいいだろう。

 また、漸増爆弾は5/6になったタルモを処理する唯一の手段であり、こちらがちらつき蛾を持っていない時のリンリンの解答ともなることを覚えておこう。

トロン

Out

2 呪文滑り

2 漸増爆弾

2 四肢切断

In

1 歪める嘆き

3 忘却蒔き

2 真髄の針

  難題の予見者や幽霊街のおかげでとても早い動きを取れるため有利なマッチアップとなる。変わり谷は忘却石の対策にもなるため重要と言っていいだろう。

 ワームとぐろエンジンは着地してしまえば対処できないカードとなる。できることはこちらのアタックに対してワームがブロック宣言をした後に、ブロックされているクリーチャーに四肢切断を打つことで実質相手の絆魂を打ち消すか、攻撃的な行動でパクるくらいである。このワームのためだけにこのカードを取ることもちょっとは考えたが、モダンの多様性を考えるとそんなことはできないだろう・

 これでおおよそのマッチアップはフォローしたつもりだが、まだ他にも情報がほしいという人には答えるのでぜひコメントしていってくれ。