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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

PT後の環境における感染とは(Infect in the Post-PT Eldrazi Metagame By Brian DeMars)

» Infect in the Post-PT Eldrazi Metagame

より。

ーーーーー

 PTOGWはエルドラージの手によって食い荒らされる結果となった。そしてそのエルドラージを手懐けられなかった者たちに残された手は殆ど無かった。

 僕のデッキ選択は親和、ジャンド、もしくは感染に限られていた。

  MOのデータを元としてこれらの3つを選ぶところまで来たのはよかった。しかしそのいずれも一長一短であった。

  • ジャンド:丸いけど丸すぎ
  • 親和:爆発力はあるけれどヘイトが大きい
  • 感染:爆発力はあるけれど不安定

 これらの理由を考慮した結果、感染が一番いい選択肢のように思えた。そして出来る限りうまくなるように練習を重ねることとした。これで親和に負けるなんてことを避けたいからだ。

 地方イベントに於いてある程度の結果を残したこともあり、このデッキならいけると思っていたし、自身の熟練も感じていた。Tylerとともにレシピを見直し、よりよい理解が可能になったように思う。極地へと到達したのだ。

UG Infect

Brian DeMars

20 Lands
2 Wooded Foothills/樹木茂る山麓
3 Windswept Heath/吹きさらしの荒野
2 Verdant Catacombs/新緑の地下墓地
2 Misty Rainforest/霧深い雨林
3 Forest/森
2 Breeding Pool/繁殖池
4 Blinkmoth Nexus/ちらつき蛾の生息地(訳註:おそらく墨蛾の生息地の誤植?)
2 Pendelhaven/ペンテルヘイヴン
14 Creatures
4 Noble Hierarch/貴族の教主
4 Glistener Elf/ぎらつかせのエルフ
4 Blighted Agent/荒廃の工作員
1 Viridian Corrupter/ヴィリジアンの堕落者
1 Spellskite/呪文滑り
26 Spells

2 Rancor/怨恨
4 Vines of Vastwood/巨森の蔦
4 Might of Old Krosa/古きクローサの力
3 Mutagenic Growth/変異原性の成長
3 Become Immense/強大化
2 Groundswell/地うねり
1 Slip Through Space/空間の擦り抜け
2 Apostle's Blessing/使徒の祝福
4 Gitaxian Probe/ギタクシア派の調査
1 Wild Defiance/野生の抵抗
Sideboard
1 Wild Definace/野生の抵抗
1 Twisted Image/よじれた映像
1 Fog/濃霧
1 Viridian Corrupter/ヴィリジアンの堕落者
4 Nature's Claim/自然の要求
2 Wall of Roots/根の壁
2 Spell Pierce/呪文貫き
2 Dispel/払拭
1 Spellskite/呪文滑り

 結果としては手堅いものではあったが正直不満足ではある。9-6-1で83位に入賞し、8位差で賞金圏外となってしまった。プロポイントこそ手に入れたが構築ラウンドは5-5となってしまった。

 振り返ってみればデッキ選択自体は間違っていなかったと言える。仮に親和が思っていたより多かったとしても同様の感想を抱くことになるだろう。実際のところTop8こそ叶わなかったものの勝率だけで考えるならばエルドラージに次ぐ78%を実現していたのだ。

 僕自身もそんなに緊張していたとは思えないし、きちんと時間をかけて練習してきた。原因としてはおそらく対戦カードが自分に不利なものが多く、またツイていなかったというものもあるだろう。だからといってそれを恨むという気もないのだが、何度もマリガンを強いられ、その後も8割ダブマリとなっていたのは十分に嘆いても許されるレベルだとは思う。

 ここで今回の対戦カードについて説明しておこう。

RG Tron: Win 2-1
BR Eldrazi: Win 2-0
Devoid Eldrazi (Nathan Holiday): Loss 0-2
Zoo Burn: Loss 0-2
Infect (Owen Turtenwald): Loss 1-2

Infect: Loss 0-2
Death's Shadow Zoo: Win 2-0
Melira Chord (Jesse Hampton): Win 2-0
UWR Control (Kyle Boggemes): Loss 1-2
Jund (Christian Calcano): Win 2-1

  対戦したいと思っていた相手にはほぼ一切出会うことができなかったし、対トロン戦も2T目の呪文滑りが毎回飛び出て来てくれたおかげでぎりっぎりの勝利だった。

 双子がいないから呪文滑りが減るなんて思ってはいけなかった。2T目の呪文滑りは合計8回みることとなったとだけ言っておこう。また、もっと少なかったらといいたいわけでもない。

 そしてもう一つ予想外だったのはエルドラージデッキだ。Nathanとの対戦は正直笑うしかなかった。

 1G目は先攻2T目の呪文滑り。2G目は後攻1T目のゴリラチャリス。

 10のラウンドをくぐり抜け、このデッキに関して僕はさらに詳しくなれたように思う。GP Detroitにはぜひこのデッキを持ち込みたいし、そのためにはエルドラージとのマッチアップについて深く推察する必要があるように思う。

 チャリス、滑り。このヘイトカードさえなければ感染はエルドラージに対して優位となるだろう。

 そして、これらのカードが増えるのであれば、僕はこのカード、ヴィリジアンの堕落者を増やすこととなるだろう。今回のMVPと言ってしまっていい。何度もちょうどいいタイミングできてくれたし、負けた試合においてトップデッキがこれだったら、いうことが度々あった。アーティファクトを採用していないようなデッキ相手でもクロックとして十分に役立ってくれる。

 そしてまた、親和はこれからもTier1で在り続けるだろうことを思うと、このカードはひたすらに強カードで在り続けられるのだ。

UG Infect

Brian DeMars

20 Lands
4 Blinkmoth Nexus/ちらつき蛾の生息地(訳註:ここもおそらく墨蛾?)
4 Misty Rainforest/霧深い雨林
4 Windswept Heath/吹きさらしの荒野
1 Wooded Foothills/樹木茂る山麓
3 Forest/森
2 Breeding Pool/繁殖池
2 Pendelhaven/ペンテルヘイヴン
15 Creatures
4 Noble Hierarch/貴族の教主
4 Blighted Agent/荒廃の工作員
4 Glistener Elf/ぎらつかせのエルフ
3 Viridian Corrupter/ヴィリジアンの堕落者
25 Spells
4 Vines of Vastwood/巨森の蔦
4 Might of Old Krosa/古きクローサの力
3 Become Immense/強大化
4 Mutagenic Growth/変異原性の成長
2 Groundswell/地うねり
1 Rancor/怨恨
4 Gitaxian Probe/ギタクシア派の調査
1 Slip Through Space/空間の擦り抜け
1 Apostle's Blessing/使徒の祝福
2 Spell Pierce/呪文貫き
Sideboard
4 Wall of Roots/根の壁
2 Dispel/払拭
1 Fog/濃霧
4 Nature's Claim/自然の要求
1 Viridian Corrupter/ヴィリジアンの堕落者
2 Dismember/四肢切断
1 Wild Defiance/野生の抵抗

  このリストは過去に用いていたものにひどくよく似ている。一番大きな違いは呪文滑りの解雇とヴィリジアンの堕落者の採用だろう。正直呪文滑りがそこまで強いようには思えなかったのである。ミラーマッチにおいても自然の要求や堕落者によって割られる未来しか見えないのである。

 呪文貫きはサイドボード後によく投入していたカードであり、これはメインに昇格させてもいいように思った、というものがある。

 擦り抜け、怨恨、祝福と言ったカードは最後の一押しに使える。すべてのクリーチャーを荒廃の工作員へと変貌させることができるのだ。

 また、バーン相手には自身の貼った怨恨を自然の要求で割り、回収するという方法もある。また幻霊も割れるのも大きい。

 また、使徒の祝福は正直弱いカードだったこともつけくわえておく。このカードの利点は墨蛾を守りやすいというものがある。一方で強大化対策の巨森の蔦や歪める嘆き、次元の歪曲といったカードに対応できないという問題はとても大きい上、エルドラージ相手にはNEET同然のカードとなってしまうのだ。

 また、対Zooも厳しいマッチアップとなる。そこで根の壁が輝いてくれることとなる。マナ生成にも、ブロッカーにも使えるという大きなメリットがあるのだ。

 濃霧も良いカードだ。コンバットを使ってくるような親和、Zoo、感染相手にこのカードはTime walkとなってくれるのだ。

 エルドラージの覚醒によりモダンのメタゲームは大変動を強いられることとなるだろう。このデッキは確かに戦略の多様性にはかけているが、自分の試行錯誤を試させてくれるデッキとなる。感染はむちゃくちゃに強いデッキであり、対応できなければ即死となる素晴らしいデッキだ。僕はファイレクシアの信奉者ではないものの、今のファイレクシアとエルドラージのどちらを取るかと言われれば、まあ、そういうことになる。