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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

双子 vs. モダン -感染- (UR Twin vs. Modern: Infect By Pascal Maynard)

» UR Twin vs Modern: Infect

より。

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 このシリーズ第5回の連載へようこそ。おおよそ感染は地うねりの採用有無によって場合分けされているものもあるが、ついこの前Chiris FennellがMOCSでファイレクシアの十字軍を用いた緑黒感染を用いて優勝を勝ち取っていた。しかしながらこのアーキタイプについては僕は詳しくないため、今回はそれを省く形でこの記事を書いていくものとする。

 前にもお伝えしたが、純正双子に限っても構築の幅が広く存在するため、このシリーズでは以下のリストのカード全てについて検討を行っている。

Lands
4 Scalding Tarn/沸騰する小湖
4 Misty Rainforest/霧深い雨林
4 Sulfur Falls/硫黄の滝
3 Steam Vents/蒸気孔
2 Desolate Lighthouse/僻地の灯台
1 Ghost Quarter/幽霊街
1 Tectonic Edge/地盤の際
1 Cavern of Souls/魂の洞窟
5 Island/島
1 Mountain/山

1 Stomping Ground/踏み鳴らされる地

Creatures
4 Snapcaster Mage/瞬唱の魔導士
4 Deceiver Exarch/詐欺師の総督
2 Pestermite/やっかい児
2 Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆
1 Grim Lavamancer/渋面の溶岩使い

Spells
4 Remand/差し戻し
4 Lightning Bolt/稲妻
4 Serum Visions/血清の幻視
4 Splinter Twin/欠片の双子
2 Cryptic Command/謎めいた命令
2 Electrolyze/電解
2 Spell Snare/呪文嵌め
1 Peek/のぞき見
1 Roast/炙り焼き
1 Twisted Image/よじれた映像
3 Dispel/払拭

Sideboard
3 Ancient Grudge/古えの遺恨
2 Blood Moon/血染めの月
2 Keranos, God of Storms/嵐の神、ケラノス
2 Roast/炙り焼き
2 Anger of the Gods/神々の憤怒
2 Pyroclasm/紅蓮地獄
1 Jace, Architect of Thought/思考を築くもの、ジェイス
1 Pia and Kiran Nalaar/ピア・ナラーとキラン・ナラー
1 Engineered Explosives/仕組まれた爆薬
1 Negate/否認
1 Counterflux/対抗変転
1 Izzet Staticaster/イゼットの静電術師
1 Spellskite/呪文滑り
1 Rending Volley/引き裂く流弾
1 Teferi, Mage of Zhalfir/ザルファーの魔導士、テフェリー
1 Grim Lavamancer/渋面の溶岩使い
1 Dispel/払拭

  このマッチアップは思っているほど簡単なものではない。巨森の蔦がないのならば正直双子にとって処しやすい相手ではあるのだが、巨森の蔦と呪文滑りが同時に相手の手札/場にあるときにはとても面倒なパズルを解くはめになる。双子を決めるための4Tを生き残る、という。

 おおよそ経験的に、感染に対しては55%有利だと思っている。といってもこれは採用されている呪文滑りの数によって大きく変化することとなる。とはいえ1戦目は双子を決めるほかないといえるだろう。

 また、コンボパーツだけでなく、払拭や稲妻と言った軽量の相手に鑑賞できるカードも重要となる。

 差し戻しはおおよそこのマッチアップでは弱い。というのも相手のパーツはほぼすべてが1マナで構成されているためにテンポアドバンテージが取れないからだ。まあ時たま先行で2マナカード相手に打つこともできるだろうし、強大化に打つことができればテンポは大きく取ることができるだろう。

 また、もしよじれた映像を採用しているのならば、これを用いて貴族の教主や呪文滑りを除去できるようになる。もし親和や感染との対戦が多くなることが予測されるならば、このカードを採用してしまうのもいい選択肢となるだろう。

 また、感染相手の渋面の溶岩使いも強いカードだ。野生の抵抗を誘発させずに除去を行えるというのは素晴らしい利点となる。

サイドボード候補

In

紅蓮地獄

神々の憤怒

払拭

ナラー夫妻

仕組まれた爆薬

イゼットの静電術師

渋面の溶岩使い

呪文滑り

否認

 

Out

差し戻し

詐欺師の総督

欠片の双子

ヴェンディリオン三人衆

のぞき見

謎めいた命令

 もしこの後に示すキーカードを採用していれば、サイドボード後も55%双子側有利の展開に持ち込むことができる。

 紅蓮地獄は相手が変異原性の成長を持っていないかぎり神々の憤怒より強いカードとなる。また、もし持たれていた場合こそ弱くなってしまうが、神々の憤怒は3マナであるため遅い、というデメリットがあることも考慮しておいてほしい。まあ憤怒ならば1枚で十分だろう。

 古えの遺恨は墨蛾やサイド後増えるだろう呪文滑りに対抗するためのカードとなる。また、屍百足や胆液爪のマイアを採用している感染のリストもこの頃ちらほら存在し、おおよそデッキ単位で7枚はこのカードの対象があるわけだ。2枚も入れておけば安心だろう。

 炙り焼きは思っているほど弱くない。というのもこれが2マナソーサリーだからだ。まあ、地うねりと野生の抵抗があったならばしょうがない。また呪文滑りを対処できるカードである、という点も評価のポイントとなる。

 ナラー夫妻はこのマッチアップにおいて必須のカードといえる。というのも相手はサイド後自然の要求や呪文貫き、四肢切断と言ったカードでこちらの手という手を殺しにかかってくるからだ。このカードはブロッカー生成にも役立つし、溶岩使い同様に野生の抵抗をすり抜けて除去も行える。そして先に上げたカード全てが、このカード相手には役立たずとなってしまうのだ。

 イゼットの静電術師、渋面の溶岩使いはもちろん感染相手に使い勝手のいいカードである。2G目、3G目と相手はこちらのコンボを妨害することを主軸としてゲームを勧めてくる。そのためにこれらのカードで野生の抵抗をすり抜けて小型クリーチャー達を除去できるのはとても大きなメリットとなる。長期戦になればなるほどこちら有利になるとなればなおさらだ。基本溶岩使いと静電術師で2枚のスペースを確保できれば十分だろう。

 否認は正直このマッチアップにおいては弱い、しかしながら後攻でも差し戻しより強く、先行ならば差し戻しより圧倒的に強いと言える。

 血清の幻視や僻地の灯台によってデッキの掘り下げができるために、出来る限りコンボパーツを残したいという気持ちはわかる。ゲーム後半に於いては払拭などのカウンターを構えながら双子をキャストできるためにそのチャンスは十分にあるといえるが、逆に言えば相手もその解答を十分に手札に蓄えている可能性がある、という点には注意を払っておくべきだろう。

 おおよそどの場合においてもこのマッチアップではやっかい児が詐欺師の総督より輝くこととなる。クロックパーミッション型のゲームとなる可能性は十分にある上、やっかい児ならばエルフだけでなく墨蛾もブロックすることができるのだ。

 他にサイドアウトするカードもないためにここでは謎めいた命令をサイドアウトの候補としてあげている。しかし瞬唱とのコンビを含めてこのカードで行える時間稼ぎは相当のものである。しかしながら相手は四肢切断や巨森の蔦でこのカードをフィズらせてくる可能性は十分にあり、またそもそも払拭される可能性も考えると優先順位はそこまで高くはならないだろう。

 ではまた来週、このシリーズ最後の記事を楽しみにしていてくれ!