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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

今週のデッキ-モダン編:デス&タックス(Owen’s Pick of the Week for Modern By Owen Turtenwald)

ヘイトベアー

» Owen’s Pick of the Week for Modern

より。

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 今週紹介するデッキは、littledarwinによるデス&タックスだ。霊気の薬瓶はマジックのルールをぶち壊してくれるとても強いカードである。カウンター1個、2個、3個×2と起動していくだけでこのカードは実質9マナを5ターンで生み出しているということとなる。気がくるってるといっていいだろう。太陽の指輪とほぼ同様のマナ効率を成立させているのだ。またこのマナは打ち消されず、インスタントで飛んでくるということとなる。

 ここで問題となってくるのは、ならばどうしてそんな恐ろしいカードのデッキがこのフォーマットに少ないのか、ということとなるが、それはこのデッキに採用できるクリーチャーのせいでもある。おおよそこのデッキに採用されるクリーチャーは最大でも3マナであり、このコンボとコンボ対策だらけの環境にそのようなクリーチャー群で戦わなくてはならなくなるのだ。

Death and Taxes

By littledarwin, 9th Place in the MOCS

22 Lands
1 Eiganjo Castle/永岩城
1 Flagstones of Trokair/トロウケアの敷石
4 Ghost Quarter/幽霊街
2 Horizon Canopy/地平線の梢
1 Mutavault/変わり谷
3 Tectonic Edge/地盤の際
10 Plains/平地
30 Creatures
2 Aven Mindcensor/エイヴンの思考検閲者
4 Blade Splicer/刃の接合者
4 Dryad Militant/ドライアドの闘士
4 Flickerwisp/ちらつき鬼火
2 Judge's Familiar/審判官の使い魔
4 Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
4 Leonin Arbiter/レオニンの裁き人
2 Restoration Angel/修復の天使
4 Thalia, Guardian of Thraben/スレイベンの守護者、サリア
4 Spells
4 Path to Exile/流刑への道

(ここにおそらく 4 AEther Vial/霊気の薬瓶の抜け)

Sideboard
1 Burrenton Forge-Tender/ブレンタン炉の世話人
1 Disenchant/解呪
2 Kataki, War's Wage/戦争の報い、禍汰奇
2 Kor Firewalker/コーの火歩き
1 Mirran Crusader/ミラディンの十字軍
1 Rest in Peace/安らかなる眠り
2 Spellskite/呪文滑り
3 Stony Silence/石のような静寂
2 Wilt-Leaf Liege/ 萎れ葉のしもべ

  レオニンの裁き人は、護符コンの隆盛とともにポピュラーになったカードの一つだろう。薬瓶レオニン幽霊街流刑というコンボはかつてよりその効力をましたといえる。このデッキに対して構造的に弱いデッキは姿を消すこととなったのだ。スケープシフトのように、護符コンも今は姿を余り見ることはできない。薬瓶を持っている時のレオニンは恐ろしいものであり、相手がタップアウトした瞬間に流刑、幽霊街を叩き込むことで簡単に勝利を手にすることができる。

 そしてサリアもまた、このマナ基盤の崩壊を加速させてくれる。確かにコラガンの命令は厄介なカードであり、グリクシスコントロールのようなデッキならば4枚採用してくることもあるだろう。この命令はたしかに強力であり、少量のアーティファクトと低タフネスクリーチャーで構成されるこのデッキにとっては致命傷にもなりうる。しかしながらこのカードを場に出していさえいれば、それは1T遅れてからということになるわけで、それで十分に役割はこなしているとも言える。

 というわけでサリアがこのデッキでとても強い、このデッキを対処しづらいものにしているのはわかってもらえたと思うが、しかしではなぜ、ヴリンの翼馬がこのデッキに採用されていないかについて、驚くものもいることだろう。

 この原因は翼馬のマナコストにある。3マナは2マナよりも重いのだ。しかし、確かに非伝説であるために何枚でも並べられるというのは利点であり、幽霊街や地盤の際を連打し対戦相手のマナ基盤を完全に枯渇させてしまう、という戦法を取ることもできるだろう。

 マナベースの安定性、そしてキッチンのメインインについて話していこう。キッチンをブリンクカード以外のシナジーなしに採用するのは驚くべきことかもしれないが、3x7の打点を生み出すことも狙っているのだろう。

 そしてこのデッキはコンボデッキに対して4枚のサリアで妨害を行っている。となるとこのキッチンの採用によってによって、アグロやコントロールの対策のスロットを自然に割くことができたというわけだ。

 僕は白ウィニージャンキーではないものの、石のような静寂や安らかなる眠りは良いカードだと思っている。また、薬瓶に関してもかつてうまく使ってきた経験があり、このパワーについては十分に理解している。

 モダン環境における審判官の使い魔の強さ?ううん、少し強引な押し込みかもしれない。またドライアドの闘士についてもそれほど強さは感じられないが、少なくともタルモや瞬唱のちょっとしたアンチカードとして動いてくれることは確かだ。これらのカードが最上の選択肢であると言うつもりはないが、ヘイトベアー、妨害能力を持つ軽いクリーチャーを用いたデッキはとても大好きだ。