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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

モダン環境でもっと使われるべきカード達(6 Modern Cards That Are Being Underplayed by ANTHONY LOWRY)

StarCityGames.com - 6 Modern Cards That Are Being Underplayed

より。

訳に自信ないのにもかかわらず投稿してしまう屑。

概ねは合ってるはずですが、間違ってる点について指摘していただけると幸いです。

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 モダンは、プレイアブルなカードという視点からみて、最もカードプールが広いフォーマットと言えるだろう。

 冗談で言っている訳ではない。

 実際、単なるカード枚数だけで言うならばヴィンテージやレガシーにモダンがかなうことはない。しかしながらその環境において、プレイアブルなカードが何枚あるというのか、おおよそこれらのフォーマットにおいて、プレイアブルなデッキとして出てくるアーキタイプが20程度しかない以上、そもそものカードプールもその程度となってしまうのだ。

 フォーマットが良いものかを判断するのはそのフォーマットの多様性にあるのではないかと僕は思っている。多種のカードが、様々なアーキタイプを作り出し、それをもって戦うことができる。そういう目で見たとき、モダンは素晴らしいフォーマットだと言えるのだ。文字通り、様々なカードが群雄割拠し、日々様々な改良を施すだけの余地があるフォーマットは素晴らしいと言えるだろう。そのせいもあり、いかなるトーナメントにおいても、様々なデッキが上位陣にくるという環境はとても面白いが、調整が難しいものとなるだろう。そのたゆまぬ努力が上位入賞へとつながることとなるだろう。

  それをふまえて、今後キーとなるかもしれないカード群について触れていきたいと思う。

スレイベンの守護者、サリア

 このカードは緑白ヘイトベアーを中心とした様々なアグロ系デッキに搭載されている。また、ミッドレンジ系のデッキにも搭載されているのを見ることもできるだろう。……ではなぜこのリストに?

 そう、このカードは未だプレイ率が少ないと思っているのだ。

 この理由としてありうるのが、白のカードはサイドボードにおいて強力なカードが多いものの、白のデッキ自体があまり多くないというものがある。流刑への道も、モダン環境において評価が不当に低いものではあるのだが、その気になれば何枚でもつめるものであるだろう。ともかく、サリアは特にアンフェアデッキがとってくるだろう様々な動きを止めることができるのだ。しかしながらこのカードがあまり環境に現れないのは、双子のようなデッキや、他のアグロ系デッキに採用されるカードに対処できないというものが理由としてあるのだろう。けれども、アグロデッキに採用されるこのカードはとても強いものであると思っており、このカードだけで相手の動きを防御的にさせることができるという点においてサリアのシステムクリーチャーとしての役割は十分にあるだろう。集合した中隊を採用したデッキやバーン偏重型のZooにおけるこのカードはそれほど強くないと言えるが、相手にあまり干渉する気がない、クリーチャー主体のBigZoo型のデッキならば十分に採用の価値があるだろう。

溶岩との融和

 聞いて驚くかもしれないが、白日の下に、はスケープシフトをトップメタに押し上げるようなものではないが、小回りの利くカードとして役立つだろう。溶岩との融和はこのデッキがなしえたいことをおおよそカバーしている。相手の行動に対してちょうどいいカードをできるかぎり多くの選択肢から見つけたいというニーズにちょうどマッチしたカードであるのだ。また、白日の下にから風景の変容につなげるための橋としても、このカードは働いてくれる。白日の下にが5枚目以降の風景の変容となるのならば、溶岩との融和は5枚目以降の白日の下にとなるのだ。マナを捻出できないようなデッキならばこのカードの運用は難しいだろうし、ジェスカイならばスフィンクスの啓示、グリクシスなら別の、おそらくこの後で示されるカードを使った方が良いだろう。

僧院の導師

 はじめに、僕がこのカードのファンではないということを明記しておこう。そしてこのカードがテンポデッキだけでなく、バーンデッキにおいてもこのカードをうまく活用できるのではないかと思っている。

 バーンデッキにだって?と思う人もいるかもしれない。

 僧院の導師は除去さえされなければどのようなサイドカードより素晴らしく働いてくれるカードとなる。コーの火歩きよりも、だ。いや、このカード自体がコーの火歩きよりもミラーマッチやその手のバーン系のデッキの対策として良いカードと言いたい訳ではない、運用法さえ適切ならば、という話だ。除去をきちんともつ、土地からダメージをあまり受けないようなデッキに対してこのカードは働いてくれるのだ。もしクリーチャー偏重のドローをすれば、そのクリーチャーらに除去が割かれ、きっと導師は除去を受けることなく生き抜くことだろう。逆に土地ばかりを引いたときには、時間的猶予を手に入れることができる。コンボーアグロ型のデッキはあまり検討されてこなかったデッキではあるが、このカードを用いたコンボアグロデッキの構築は十分に考えられるものであろう。重コントロールにおけるこのカードの寄与に関しては軽い妨害カードさえ手に入れていればそのまま相手を殺すだけのカードとなってくれることだろう。

 

呪文貫き

 おそらく、今払拭よりは呪文貫きのほうが優れているカードではないかと思っている。

 サイドボードに積まれるカードとして、ここ半年払拭がひどく注目を受けることとなった。だからこそ僕は、この傾向に乗っかって非クリーチャー呪文への警戒をより増やすべきだろう、と判断したのである。昨今モダンで使われている青いデッキは、おおよそエンチャントやソーサリーへの対抗手段をもたない。たとえもっていたとしても、それは遅く、重たいものであり、手段も限られている。呪文貫きが対処法として最も適切だと思っているのだ。集団意識やボロスの魔除け、裂け目の稲妻や血染めの月、頭蓋囲いにまで対応が可能となるのだ。このカードの弱みとしては青マナが1つ立っている相手に対しては基本的に警戒した動きをとるようになっているために、例えば双子は7/10程度の割合でこのカードでひっかかることになる。流行り廃りやプレイヤーの質を考えるならば、このカードを多量に積むことはないと思うが、採用するだけの価値は十分にあるように思う。

悪夢の織り手、アショク

 ヴェールのリリアナはモダン環境における最強のPWとして君臨している。しかしながらそれはアショクが活躍できる場がないという証明にはなり得ないのだ。サイドボード後における対ミッドレンジにおいて、このカードは素晴らしい活躍をしてくれるはずなのだ。このカードは仮想的にマナ加速を行ってくれるカードとなる。1Tに脅威を2枚も出される、というのはおおよそ厄介なものであり、またヴェリアナでは行えない行動の一つである。もしミッドレンジ型のデッキへの対抗策を考えているのならばこのカードは検討の余地があるだろうと思っているし、今後数ヶ月のうちにこのカードを採用したデッキが現れてもそう驚くことはないと思っている。

苦い真理

 僕もまた、このカードはモダンでプレイアブルではないと考えていた人の一人である。確かにこのフォーマットはライフを自分からがりがり削るフォーマットであり、3マナをこのようなカードに費やしそのまま殺されてしまう可能性が高いように思っていた。

 しかし、そうでもないらしい。

 かつてほど、このフォーマットはその手の自傷に溢れたものではなくなってきている。それこそ苦い真理が大活躍している環境ではない限り。そしてマナをうまく支払えばペイライフは2ですむし、基本土地をフェッチしてくることによってもライフペイの総量は減少することとなる。それによって生き残るためのライフ総量を保つこともできるだろう。そしてもう一つ、このカードについて読み違えていたものは骨読みが既に存在していたところにある。つまるところ、占術を評価しすぎていたのだ。占術はできる限り低いマナ域で行いたい行動であり、3マナともなってくると占術2などより、ドローを進めたいのである。

 このカードを使う時に気にしなければならないのは、このカードを使うためにどれだけライフを消費するのか、ではなくこのカードを使った後、残ったライフをどのようにして守るのか、というものであるだろう。たしかにバーンやZooといったデッキに対してこのカードは使いようのないものかもしれない。しかしながらその他の多色デッキはおおよそ動きがゆっくりとしているものであり、このカードを使うだけのチャンスは十分にあると思っている。

 

 おそらくここに登場したカードに驚く人もいれば、このカードが入っていないのはおかしいと思う人もいるだろう。確かに赤緑トロンにおける新ウラモグや、むかつきにおける予期といったカードは十分にここで挙げるだけの価値を持っているだろう。そう、このようにカードプール、選択肢がトーナメントレベルであっても多量に存在しているのだ。大事なのはGathererなどを用いて、様々なカードの知識をつけることだ。何かピンとくるものがあったら、たとえそれが特定の状況でのみ輝くようなカードであってもそれを覚えておくのだ。そんな滅多にないものが起きなくはないものになり、実際におきうるものになる可能性は十分にある。そして、それに気づけるのは知っているものだけなのだ。覚えておいた方が後々、もしかしたら対戦で、役に立つかもしれないというのは言うまでもないだろう。

 さあ、教えてくれ、君の思う、モダンで使われるべきカードは何かを。