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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

フィフティ・シェイズ・オブ・グリセル(50 Shades of Griselbrand By Pascal Maynard)

ローグ グリセルシュート

» 50 Shades of Griselbrand

より。

(タイトルの元ネタ、官能小説……??)

ーーーーー

 今回示したいのは、これらのカードについてだ。

ヴリンの神童、ジェイス

血清の幻視

緊急時

  2週間もの間、グリセルシュートについて研究を重ねた結果、様々な知見を得た。それにはいいものも悪いものも含まれていたが、後者には練習不足からくるものももちろんあった。しかし、ビデオ記事*1*2を見れば分かる通り、時間とともに成長してきたのだ。

 今回示したこの3つのカードは、このアーキタイプにもたらされるだろうさらなる進化を示唆している。緊急時はBen Friedmanによって、そして青のカードはJake MondelloやBob Huangからもたらされたアイディアである。

 緊急時はとても良いカードだと思ったし、青いカードは大好きだ。

 そして、このデッキを携えたGP Pittsburghの結果は初日8-1ながら2日目3-3というあまり芳しくない成績ではあった。

 グリセルシュート

18 Lands
4 Polluted Delta/汚染された三角州
3 Scalding Tarn/沸騰する小湖
3 Bloodstained Mire/血染めのぬかるみ
1 Steam Vents/蒸気孔
1 Watery Grave/湿った墓
1 Blood Crypt/血の墓所
1 Blackcleave Cliffs/黒割れの崖
1 Darkslick Shores/闇滑りの岸
1 Island/島
1 Mountain/山
1 Swamp/沼

18 Creatures
4 Jace, Vryn's Prodigy/ヴリンの神童、ジェイス
4 Simian Spirit Guide/猿人の指導霊
4 Worldspine Wurm/世界棘のワーム
2 Borborygmos Enraged/怒れる腹音鳴らし
4 Griselbrand/グリセルブランド

24 Spells
4 Serum Visions/血清の幻視
4 Through the Breach/裂け目の突破
4 Goryo's Vengeance/御霊の復讐
4 Faithless Looting/信仰無き物あさり
4 Nourishing Shoal/滋養の群れ
2 Desperate Ritual/捨て身の儀式
1 Manamorphose/魔力変
1 Lightning Axe/稲妻の斧

Sideboard
3 Painful Truths/苦い真理
2 Inquisition of Kozilek/コジレックの審問
2 Pact of Negation/否定の契約
2 Blood Moon/血染めの月
2 Murderous Cut/残忍な切断
2 Anger of the Gods/神々の憤怒
1 Torpor Orb/倦怠の宝珠
1 Echoing Truth/残響する真実

 このデッキのアップデートは夜の囁きや苦しめる声が弱いカードではないか、という点から始まった。また、魔力変に関しても1枚あればおそらく十分だろうという結論に至った。これらのカードを抜くことによって、8枚のスロットを手に入れることができたのだ。また、このデッキにおける悪意の神殿は素晴らしいカードではあったが、3色目をタッチするにあたり、そして血清の幻視というモダンリーガルの中で最良のドローソースを手に入れるにあたっては手放すことを厭わなかった。

 ヴリンの神童、ジェイスに関してははじめはあまり評価をしていなかったが、御霊の復讐との相互作用に気づいてからはその評価は大きく変わることとなった。御霊の復讐から直ぐに変身出来るだけでなく、その変身にグリセルブランドを捨てることによって御霊の復讐をすぐにFBしてグリセルブランドを場に出せる様になったのだ。

 また、血清の幻視を手に入れたことによってより安定する形でグリセルブランドを準備することができるようになり、ジェイスについてもその信頼性は大きく向上することとなった。1T目幻視、2T目ジェイス、という動きはグリクシスコントロールを彷彿とさせるが、3T目にいきなりグリクシスコントロールとは全く異なるカードをプレイし、自身のターンで相手を殺しきるのだ。双子も同様にして総督双子と動くことはできるが、このデッキはそれに対応する形で動くことができる。

 夜の囁きをデッキから排除したことによって、緑黒系との相性は悪くなることとなった。相手の漁る軟泥を考えるならば裂け目の突破を用いて相手のエンド時にグリセルや世界棘を降臨させるしかないだろうし、墓掘りの檻によっても御霊の復讐は対処されてしまう。また、消耗戦を強いてくるようなデッキに対してアドバンテージを失う、信仰無き物あさりはあまり使いたくないだろうし、御霊の復讐による早期コンボの成立にはこのカードが大きく影響を及ぼしてしまう。また、仮に御霊グリセルの準備が整ったとしても、その釣り上げ呪文が思考囲いされてしまっては全く意味が無いのだ。

サイドボードについて

苦い真理、残忍な切断

 夜の囁きにあたるカードを、緑黒のようなデッキに対してアドバンテージを稼ぐために、そして土地を毎ターン並べるために使いたかった。そのために苦い真理を使うこととした。

 ペイライフ3は確かに痛いものではあるが、漁る軟泥やタルモゴイフに対応できるような除去をそろえられるのは長期戦においてとても重要な要素と言えよう。当初は暗黒破や突然のショックを感染対策に用いていたが、緑黒系にも用いる残忍な切断には劣ると判断した。

コジレックの審問

 できれば青いデッキ相手のことを考えると否定の契約4枚としたかった。しかしながら感染やバーン、護符コンやミラーマッチのことを考えるとこのカードが必要であるように感じた。またこのカードは後攻では遅すぎるジェイスと交代する形でデッキに入ることがある。

残響する真実

 元々はこのカードはハーキルの召還術、粉砕の嵐であった。しかしこれがなくとも親和とのマッチアップは何とかなっていたために、稲妻の斧を抜かなくてはならないようなデッキ相手のカードを求めるようになった。神聖の力線、抑制の場、安らかなる眠りなどをサイドインしてくる可能性がある呪禁オーラ、それが僕の脳裏に浮かぶこととなった。

神々の憤怒

 この枠は光輝の炎になりうると思っており、どちらがより優れているかについてはまだはっきりとはしていない。神々の憤怒を優先しているのは、捨て身の儀式との相性を加味したものである。

倦怠の宝珠

 双子や古えの遺恨をいれてこないだろう様々なデッキに対してこのカードをピン積みするのが大好きだ。地味にいろんなカードを止めてくれる。

血染めの月

 赤黒2色だった頃には、血染めの月を4枚投入するのが素晴らしいと考えていた。しかしながらプレイを重ねるにつれてあまり好みではなくなってきた。これはおおよそ青白系コントロールと護符コンに対してサイドインするためのものでしかなくなってきた。また、先攻での対緑黒やバーン、グリクシスコントロールでも選択肢となり得ている。

 

 このデッキで得た経験は良好であり、他のコンボデッキより早いというものは十分に評価できるものである。また、黒いデッキ相手に弱くはあるが、青いデッキに対しての相性がいいというものも評価のポイントとなるだろう。