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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

グリクシスコンの使い方(Modern Grixis Control Primer by Vincent Thibeault)

Modern Grixis Control Primer - Part 1 - ManaDeprived.com

Modern Grixis Control Primer - Part 2 - ManaDeprived.com

より。

2記事を圧縮。

ーーーーー

「マジックの神々よ……お見捨てになってしまったのですか」

ひどい負けが続いた後、僕はそうぼやくことしかできなかった。

 

 当初想定していたとおり、GP QuebecとMontrealで開催される最後のPPTQへの参加は行わなかった。少なくとも今僕が必要としているのは、PTへのチケットではなく、自身の傷を癒やすことであった。そしてしっかりと回復した後に、この多元宇宙に戻ってくるのがいいだろう、と判断したのだ。

 HalloweenのRPTQについて、トップ8には後1勝が及ばなかった。このデッキは大好きなものだったし、今後も使っていきたいと思っていたために、より多くの練習を今は積んでいる。モダン環境は複雑で一強が存在していない。そのために対戦相手としておおよそ20のアーキタイプを思考する必要があるように思っている。

  次のRPTQの権利は手に入れているために、僕はMontrealで行われる大きな大会についての練習を行っている。そして12/5にはManaDeprivedによるSuperSeriesも予定されている。また、僕の友達にはPittsburghにいきGPに出るという者もおり、この記事は彼らに向けたものとも言える。

 モダン環境において、僕はグリクシスコントロールをプレイすべきだと思っている。

 このデッキはPartick Chapinによって生み出され、GP Charlotteで惜しくも9位となってしまったデッキである。この美しさをとくと見よ。

9 Creatures

3 Gurmag Angler/グルマグのアンコウ
4 Snapcaster Mage/瞬唱の魔道士
2 Tasigur, the Golden Fang/黄金牙、タシグル

30 Spells
4 Cryptic Command/謎めいた命令
1 Dispel/払拭
1 Electrolyze/電解
2 Kolaghan's Command/コラガンの命令
4 Lightning Bolt/稲妻
2 Mana Leak/マナ漏出
1 Remand/差し戻し
4 Serum Visions/血清の幻視
1 Shadow of Doubt/疑念の影
2 Spell Snare/呪文嵌め
4 Terminate/終止
4 Thought Scour/思考掃き

21 Lands
2 Creeping Tar Pit/忍び寄るタール坑
3 Island/島
1 Mountain/山
4 Polluted Delta/汚染された三角州
4 Scalding Tarn/沸騰する小湖
2 Steam Vents/蒸気孔
2 Sulfur Falls/硫黄の滝
1 Swamp/沼
2 Watery Grave/湿った墓

Sideboard
1 Batterskull/殴打頭蓋
1 Countersquall/対抗突風
1 Damnation/滅び
2 Dispel/払拭
1 Flashfreeze/瞬間凍結
4 Fulminator Mage/大爆発の魔道士
1 Izzet Staticaster/イゼットの静電術士
1 Keranos, God of Storms/嵐の神、ケラノス
1 Shriekmaw/叫び大口
1 Slay/殺戮
1 Spellskite/呪文滑り

 このデッキのゲームプランとしては、多量のアドバンテージ獲得源を用いて消耗戦へと持ち込み、その中で増えた墓地を使うことでグルマグのアンコウや黄金牙、タシグルを打ち消しを構えながら場に出す、というものだ。アンコウは素晴らしいカードであり、タシグルやロクソドンの強打者、強情なベイロス、包囲サイ、そして大概のゲームにおけるタルモゴイフをも一方的に打ち取ることができるのだ。

 このデッキはすぐに使いこなせるようなものではなく、多数の決断を迫られることになるだろう。例えば、フェッチランドやドローソースをみながら、ショックランドを持って来るべきか、基本土地を持って来るべきかといった決断がある。また、血清の幻視を使う中でもどれをトップに残しておくかを場や手札から判断するスキルが求められるだろう。対戦相手がどのように動こうとしているのかを見定めたプレイングが必須となるのだ。その決断の差によって、勝者となり得たゲームが敗者のそれへと一変することとなる。

 Chapinのデッキ発案から2セットが追加され、プレイヤーが取ることができる選択肢は大きく増えることとなった。マジックオリジンによって、このデッキは新たに2つもの武器を手に入れることができるようになったのだ。

 次に示すのが現在僕が使っているデッキレシピである。オンラインに掲載されている情報からいくつかインスピレーションも得ているが、カード枚数は自身で決定したものだ。

22 Lands

1 Blood Crypt/血の墓所
2 Creeping Tar Pit/忍びよるタール坑
1 Island/島
4 Polluted Delta/汚染された三角州
4 Scalding Tarn/沸騰する小湖
2 Snow-Covered Island/冠雪の島
1 Snow-Covered Mountain/冠雪の山
1 Snow-Covered Swamp/冠雪の沼
2 Steam Vents/蒸気孔
2 Sulfur Falls/硫黄の滝
2 Watery Grave/湿った墓

27 Spells
2 Cryptic Command/謎めいた命令
1 Dispel/払拭
1 Dreadbore/戦慄掘り
3 Inquisition of Kozilek/コジレックの審問
2 Kolaghan’s Command/コラガンの命令
4 Lightning Bolt/稲妻
2 Mana Leak/マナ漏出
1 Remand/差し戻し
4 Serum Visions/血清の幻視
1 Spell Snare/呪文嵌め
2 Terminate/終止
4 Thought Scour/思考掃き

11 Creatures
1 Gurmag Angler/グルマグのアンコウ
2 Jace, Vryn’s Prodigy/ヴリンの神童、ジェイス
2 Pia and Kiran Nalaar/ピア・ナラーとキラン・ナラー
4 Snapcaster Mage/瞬唱の魔道士
2 Tasigur, the Golden Fang/黄金牙、タシグル

Sideboard
1 Bitterblossom/苦花
1 Damnation/滅び
2 Dispel/払拭
1 Izzet Staticaster/イゼットの静電術師
3 Molten Rain/溶鉄の雨
2 Vampiric Link/吸血の絆
1 Anger of the Gods/神々の憤怒
1 Vandalblast/汚損破
1 Keranos, God of Storms/嵐の神、ケラノス
2 Thoughtseize/思考囲い

 

 

各カードについての解説

クリーチャー

 ヴリンの神童、ジェイスはスタンダード環境を定義するカードであり、モダンでも十分にプレイアブルなカードといえよう。このカードは放っておけばアドバンテージを次々と生み出してくれるうえ、多くのキャントリップや墓地肥やしによって更に強くなることができる。コラガンの命令を始めとした様々な有用な呪文を-3能力を使ってフラッシュバックさせることによって自身を守らせることもできるし、そもそも3T目に変身したこのカードは相手にとって脅威以外の何物でもないだろう。メインデッキに戦慄掘りを1枚指しているのは、ヴェリアナを含めたこの手のPWに対応するためである。

 ナラー夫妻は若干このデッキに合っていないようにもみえる。しかしながら実際のところとても強いカードとなるのだ。このカードは3枚のチャンプブロッカーに分裂し、たとえ本人が焼かれようとも、残りのトークンだけで相手を殴り切ることができる。また、もし生き残ろうものなら相手のジェイスや貴族の教主、秘密を掘り下げる者といった脅威にたいしての火力の運用もでき、稲妻との合わせ技で包囲サイすらも除去が可能となるのだ。

 瞬唱の魔道士の強さについて、今更ツッコミを入れる人はイないだろうが、このデッキにおけるこのカードは他のデッキにおけるそれよりも圧倒的に大きなものとなる。ジェイスの項でもお伝えしたとおり、このデッキは墓地をどんどんとこやしていくためにFBするカードに困らないのだ。コジレックの審問や思考掃き、払拭、呪文嵌め、稲妻、血清の幻視といった1マナカードですらこのレベルで多様性があり、墓地にカードが増えれば増えるほど、強くなることができるのだ。

 タシグル、そしてアンコウは1マナの脅威として、護ることができればそのままゲームを終わらせるだけのパワーが有るカードである。この探査呪文というものはちょっと変わっていて、瞬唱やジェイスのために残しておきたいカード、またコラガンの命令で拾うためのクリーチャーを作為的に残すことができる。また、タシグルの能力を考慮するならば、対戦相手に効果的ではないカードを抜くのが常套手段となるだろう。また、相手はトップデッキされるかもしれない旬唱の魔道士を恐れ、うまくピン除去を打つことができなくなるかもしれない。御存知の通り、この探査やFBという墓地大量利用デッキを使う上では、どのように探査を行い、どのように墓地を管理し、相手を削り殺せるのかについて考慮する必要があるだろう。

呪文

 コジレックの審問は対戦相手がどのように動こうとしているのかを明らかにするカードである。この捨てさせるカード1枚でも、ゲームの勝敗が分かれてしまうことがあるために、モダンの主要なデッキについては覚えておくべきだろう。ちなみに思考囲いは重いカードを使うコントロールや、様々なコンボデッキのことを考えてサイドボードに積んである。

 血清の幻視、そして思考掃きは墓地を肥やし、選択肢を増やしてくれるカードである。フェッチランドは血清の幻視を使う前にうち、占術をムダにしないようにスべきだろう。またもし、相手がマリガンをして、占術をトップとしたならば、そのカードを思考掃きでおとしてやるのも悪く無い。これは思考掃きがもう一枚あったり、瞬唱の魔道士が手札にあったりするときぐらいしか起こすことがないとはいえ、覚えておいて損はないだろう。例えば相手がキープを悩んだ後、占術をトップとしたならばそのカードはすぐに落とすべきであり、それによって相手をマナフラッド/スクリューに叩き落とせる可能性は十分にある。これは一種のギャンブルとは言えるが、それで楽に勝ちを拾える可能性があるのならば十分に行ってもいいものだろう。また、思考掃きは瞬唱との相性もとても良く、もし相手が何もせずにターンを返してきたらエンド時にでも瞬唱でこのカードをFBすることによって、クロック生成とキャントリップを一気に進めることができる。

 コラガンの命令、稲妻、終止、そして戦慄掘りは除去として投入しているカードである。コラガンの命令は2:1交換を行えるカードであり、そのモードはいずれも有用なものである。瞬唱をこのカードで回収した後、その瞬唱でFBを決めることができればそれは素晴らしいことといえるだろう。また、ハンデスも効果的であり相手がマナスクリューに陥った後であれば何をすべきかの前方確認にも使える素晴らしいものとなる。稲妻もまた、春粧と組み合わせることによって一瞬で相手を消し飛ばす事ができるカードである。しかしこのデッキにおけるこのカードは大抵が相手の脅威の除去としてのみの役割を担うこととなる。戦慄掘りは先述の通りヴェリアナ、神童ジェイスへの対抗カードとなる。基本的にこのカード以外では対処できない脅威への対策は必須となるだろう。また、カーンやウギンにたいしても対処が可能である、という点は大きいだろう。

 マナ漏出、差し戻し、呪文嵌め、払拭、そして謎めいた命令は打ち消しである。これらのカードを連打することによって、アグロデッキやコンボデッキの戦略は大きく崩れることとなり、一方で相手の除去を交わすこともできる。Chapinはこのカードを4投していたが、アグロデッキの増加や、払拭のメイン投入の増加を鑑みた結果その枚数は減らすこととした。しかしながらこのカード自体の地力はとても高く、打ち消し、バウンス、タップ、そしてキャントリップの全てをこなすことができる。手札0の状態で相手がヴェリアナの能力を起動してきたならばそれに対応して彼女をバウンスしてやることで、実質的な除去としての運用も可能となるのだ。また、サイドボード後のコントロールや双子対策として、払拭をサイドボードに2枚とってある。

その他のカードについて

 忍びよるタール坑はクロックとしての役割、そして硫黄の滝と同じくサイド後の窒息から身を守るための役割を持っている。このデッキのフェッチランドがアクセスできるマナ基盤は青3赤黒2ずつ、である。それによってタール坑は容易にクリーチャーになれるだろう。また、かつて僕は相手を混乱させるために冠雪土地を使っていたが本当にその役割を担っていたかは定かではない。しかしながら冠雪土地は僕の大好きなカードであり、マジックを始めた頃の思い出を蘇らせてくれる素晴らしいカードといえるため、採用している。また、このデッキに限った話ではないが、けちな贈り物で島と冠雪の島両方をサーチしてくることも可能ではある。まあこの効果は正直無視できるレベルだろうが、知っておいて損することはないだろう。

 では、何をメインデッキから切り落とすこととしたのか、隆盛//下落はたしかにHymn to Tourachのように使うこともできるだろう。瞬唱でFBしてやることで、その恩恵はさらに大きなものとなる。しかしながら、このデッキで目指したいのはそういった動きではなく、打ち消しを構えた状態でのコントロールである。そのために僕はこのカードが使いづらい、と判断した。また、喉首狙いについては終止より弱い、と判断した確かに赤マナを要求してこないということは軽さや波使いへの対処を考えると悪くないかもしれない。しかしながらマーフォークとのマッチアップはすでにかなりいいものであり、むしろ親和や双子の呪文滑り、墨蛾の生息地やワームとぐろエンジンにも対応したいということでこのカードが優先されることとなった。

 

ーここからPart2ー

 ここからは、様々なデッキに対してのサイドボードプランについて、解説をしていきたいと思う。あくまでここで示すのは一般的なものであり、状況に応じて大きく変化するのは当然のことである。例えばおおよその場合後手ならばマナ漏出は抜かれることも多いが、赤緑トロン相手であれば残すという選択肢も十分に取ることができるだろう。

サイドボードプラン

親和

Out

2 マナ漏出

1 差し戻し

1 払拭

1 謎めいた命令

In

1 苦花

1 滅び

1 イゼットの静電術師

1 神々の憤怒

1 汚損破 

  環境最強のアグロデッキに対して、打ち消しはほぼ意味が無いカードである。その代わりに苦花やナラー夫妻を用いてチャンプブロッカーを大量に並べたり、滅びや神々の憤怒、汚損破によって大量展開を咎めたりするべきだろう。もし相手が呪文貫きや思考囲い、安らかなる眠りをサイドインしてきたならば若干の苦戦は強いられるだろうが、おおよそ相手の脅威への対策は十分にデッキに含まれている。

ジャンド

Out

2 マナ漏出

1 差し戻し

2 謎めいた命令

In

1 滅び

1 神々の憤怒

1 嵐の神、ケラノス 

2 思考囲い

  おそらくジャンド側はサイドボード以降、こちらの土地と手札を攻めてくるだろう。そのために謎めいた命令のような重いカードは抜いてしまったほうがいいだろう。また、手札がすでに見えてしまっているために打ち消し自体も特に後手であまり意味が無いといえる。稲妻は闇の腹心へと打ち込まれるだろうが、神々の憤怒は漁る軟泥への対処や、リリアナのブロッカー排除のために用いることとなる。このマッチアップはひどい消耗戦となるだろう。

ナヤバーン

Out

1 血清の幻視

1 差し戻し

1 マナ漏出

2 謎めいた命令

In

1 神々の憤怒

2 払拭

2 吸血の絆

  このマッチアップは一番つらいものといえるだろう。対戦相手粗速度が尋常ではなく、またマナ基盤からもダメージを受けることとなる。吸血の絆はゴブリンの先達や僧院の速槍、野生のナカティルといった1マナクリーチャーに対しても用いることができるがなんといっても最高なのは大歓楽の幻霊であろう。はることができれば相手の除去を払拭したり、ハンデスで落としたりして護るだけでライフがどんどんと増えることとなる。それができれば最高なのだが、おおよそ諦めてしまってもいいマッチアップだといえるだろう。

ナヤカンパニー

Out

2 マナ漏出

1 差し戻し

1 血清の幻視

1 謎めいた命令

In

1 苦花

1 滅び

1 神々の憤怒

2 吸血の絆 

  吸血の絆は時間稼ぎとしては最高クラスのカードである。また、苦花も自身のライフを守ってくれるカードであり、ケッシグの狼の地さえ場に出てこなければ十分にチャンプブロックし続けることができるだろう。相手は思考囲いを持っていないために、ジャンドやアブザンと比べて処しやすいデッキではある、しかしもし相手が基本土地ばかりをフェッチしてくるのであればおそらく血染めの月を警戒したほうがいいだろう。実際のところ、このカードはおそらく護符コン、赤緑トロンに対してものものでもあるが、少なくともこのデッキを使っている時にはライフを護るという意味でも基本土地をもってくるのがベターとなるタイミングが幾つか存在している。

赤緑トロン

Out

2 稲妻

2 終止

1 ピア・ナラーとキラン・ナラー

1 払拭

1 呪文嵌め

In

1 嵐の神、ケラノス

3 溶鉄の

2 思考囲い

1 汚損破 

  トロン達成はなんとしても防がなくてはならず、溶鉄の雨を用いてそれは成し遂げることはできる。また確定カウンターは相手のファッティや巨大PWに対処するとても良い手段となりうる。戦慄掘りもまた、相手のPWを除去する札となるだろう。しかしとりあえずこのデッキは、相手が変なことをする前にさっさと殺しきることだ。かつては稲妻を全抜きしていたものの、カーンへの対処札にもなりうる、という点を評価して現在は2枚残している。

純正双子

Out

3 稲妻

1 ピア・ナラーとキラン・ナラー

2 謎めいた命令

In

1 苦花

1 嵐の神、ケラノス

2 払拭

2 思考囲い 

  このマッチアップはとても難しいものであり、相手がさっとコンボを決めてくる場合も存在する。相手のコンボを妨害するためにも、そしてタップアウトしてもいいタイミングを図るためにも、ハンデスはとても有効となるだろう。いくつかの亜種として、メインに払拭3枚、呪文嵌め2枚をも投入したバージョンが有り、それを対処することは不可能である。また、おおよそサイド後は双子をデッキから抜き、コントロールへとシフトするために、ケラノスやジェイスのために土地が必要となる。また、戦慄掘りはジェイスなどにソーサリーで対処できる点を評価している。謎めいた命令は払拭に対して弱いため、抜いてしまって構わないだろう。

グリクシス双子

Out

3 稲妻

1 グルマグのアンコウ

2 謎めいた命令

In

1 苦花

1 嵐の神、ケラノス

2 払拭

2 思考囲い

  このマッチアップは純正双子とほぼ同様であり、サイドボードプランもほぼ同様である。相手もコントロールよりになるならば、終止をよく使ってくるだろうと考慮ができるため、ナラー夫妻よりはアンコウのほうが弱いカードとなるだろう。もし相手がジェイスをプレイしてきたならば、稲妻を2枚デッキに戻し、思考掃きを替わりに抜くことをおすすめする。相手の手札がわからない時にタップアウトするのは、ゲームを一瞬で終わらせられてしまう可能性があるために難しく、またゲーム自体がとても複雑なものになってしまうのは確かだが、こちら側のほうが有利であるのは確かだ。

アブザン

Out

1 謎めいた命令

1 差し戻し

4 稲妻

In

1 滅び

1 イゼットの静電術師

1 神々の憤怒

1 嵐の神、ケラノス

2 思考囲い

 未練ある魂は厄介なカードでこそあるが、イゼットの静電術師によって対応できるカードではある。また、タルモゴイフや包囲サイなどの様々な協力クリーチャーに対処する必要もあるだろう。

マーフォーク

Out

2 マナ漏出

1 差し戻し

1 謎めいた命令

In

1 滅び

1 神々の憤怒

2 思考囲い

  このマッチアップもまた、厄介なものである。基本的にマーフォークやフェアリーといったクロックパーミッションはコントロールに対して強いアーキタイプであり、呪文貫きや差し戻し、否認と言ったカードがサイドボードから追加される可能性が示唆される。また、地盤の際によるマナ基盤の崩壊も狙われるだろう。呪文貫きによって除去は通らず、島渡りによってブロッカーも用意できないまま、さらに綺羅によって蓋をされてしまうこともあるだろう。

感染

Out

1 呪文嵌め

1 差し戻し

1 血清の幻視

2 ヴリンの神童、ジェイス

2 謎めいた命令

In

1 苦花

1 イゼットの静電術師

1 神々の憤怒

2 払拭

2 思考囲い

  このマッチアップはこちらがわが有利なものといえる。稲妻や終止、ハンデスや打ち消しによって相手の戦線は崩壊してしまうだろう。出来る限りマナを立てておくことで相手のターンでクリーチャーを殺し、チャンプブロックし、自身を守り続ければいい。そうしていれば勝手にアドバンテージ差がついて、そのまま勝つことができる。たとえ構えるものがないとしても、ブラフとして構えておくのがいいだろう。

護符コン

Out

4 稲妻

1 ピア・ナラーとキラン・ナラー

2 謎めいた命令

1 戦慄掘り

In

3 溶鉄の雨

1 汚損破

2 払拭

2 思考囲い

  このゲームにおけるプランはハンデスによって相手のコンボパーツ、特に精力の護符を落とし、もしくは場に出ている護符を破壊し、その後2マナを立てながら相手の原始のタイタンを除去する、というものだ。また、相手の契約は払拭により掃きし、瞬唱で様々なカードを使い回すのだ。そう、遅い手札がきたら容赦なく、マリガンを宣言しよう。

スケープシフト

Out

4 稲妻

1 戦慄掘り

2 コラガンの命令

In

3 溶鉄の雨

2 払拭

2 思考囲い

  スケープシフトもまた、面倒なデッキの一つである。手札破壊と軽量な脅威によってアドバンテージを稼ぐことができる。おおよそ相手のメインデッキに入る打ち消しは謎めいた命令、差し戻し、イゼットの魔除けであり、出来る限りケアしていったほうがいいだろう。また、おそらく相手は強情なベイロスをサイドインしてくるために、ハンデス呪文、特に思考囲いを打つときには注意せねばならない。終止を構えておくのもいいだろう。また、2G目でベイロスを見なければ、終止を苦花とケラノスに交換するのもいいだろう。コラガンの命令は相手にベイロスを捨てさせるだけのカードに成り下がってしまうため、あまりいいカードとはいえない。

トリココン

Out

4 稲妻

1 ピア・ナラーとキラン・ナラー

1 思考掃き

1 グルマグのアンコウ

2 謎めいた命令

In

1 苦花

1 嵐の神、ケラノス

2 払拭

2 思考囲い

3 溶鉄の雨

 このデッキを相手にする時には相手のアーキタイプに注目する必要があるだろう。相手が台所の嫌がらせ屋を使っているならば、神々の憤怒もサイドボードスべきカードとなる。基本的にこちらのほうがマナカーブが低く抑えられているために、テンポの取りやすさはこちらが上となる。それを意識したキープ基準を持つべきだろう。ケラノスや苦花はおおよそ対処されにくい脅威であり、メインでの拘留の宝球もしくはサイド後の天界の粛清でしか対処されることはない。また、サイド後に瞬唱やキッチン、るつぼをきって安らかなる眠りを取ってくるパターンもある。その時にはこちらも瞬唱の魔道士を少々減らすのがいいだろう。また、世界のるつぼと幽霊街による土地破壊を狙ってくる恐れもあるために、基本土地が枯れる前に、コラガンの命令で破壊してしまいたい。

グリコンミラー

Out

2 稲妻

1 グルマグのアンコウ

1 マナ漏出

2 謎めいた命令

In

1 苦花

1 嵐の神、ケラノス

2 払拭

2 思考囲い

  ミラーマッチに於いては、ひどい消耗戦が展開されることとなるだろう。同様に、プレイヤースキルの差が大きなファクターとなりうるゲームとなる。相手が遅い動きなのならば早急にクロックを立てるなどのプレイングで相手を上回るのが重要となる。ケラノスの着地にさえ成功すれば一気にこちらが有利となることだろう。そのためにキープ基準や占術においてもそれを気にした動きが必要となる。

ストーム

Out

3 稲妻

1 戦慄掘り

2 コラガンの命令

2 終止

In

1 苦花

1 イゼットの静電術師

2 払拭

2 思考囲い

1 滅び

1 神々の憤怒

  このマッチアップはこの頃あまり見ないものではあるが、対策をしておいて損することはないだろう。おおよそメインの大半が無駄牌となってしまうものの、サイドボードが柔軟にとってあるがため対応することはそう難しくないといえる。また、サイドボード後に、このデッキはトークン戦略へとその動きを変える事が多いために、除去を完全に抜いてしまうと対応できなくなってしまうことがある。そのためにイゼットの静電術師や神々の憤怒、滅びといった全体除去を導入している。また、ハンデスはおおよそとても強いカードとなるために、遅いハンドはそそくさと山札に戻してしまうのがいいだろう。

死せる生

Out

2 稲妻

1 戦慄掘り

1 払拭

In

1 苦花

1 滅び

2 思考囲い

 大爆発の魔道士が致命的なカードとはなるが、続唱呪文のハンデスや死せる生自体の打ち消しをすることによって簡単にねじ伏せることができる。覚えておかねばならないのは、このデッキはインスタントスピードで死せる生をキャストすることができるのだ。そのために相手のハンドを知らない状態で、もしくは滅びが手札にない状態で相手のターンにタップアウトするのはよろしくないだろう。もしくは、多量の墓地肥やしによってクリーチャーを貯めることによって、瞬唱の魔道士のための呪文だけでなく、死せる生への実質的な対応も可能となるのである。

むかつき

Out

4 稲妻

1 戦慄掘り

2 終止

1 コラガンの命令

In

1 汚損破

3 溶鉄の雨

2 払拭

2 思考囲い

  もう一つのメタ外デッキとはいえるが、念のためというやつである。このデッキは天使の嗜みやファイレクシアの非生を起点としてコンボを始めるデッキである。1ゲーム目ではこのデッキには無駄牌が多量にあるために、もし相手がこのデッキを使っていると気づけたならば出来る限りマリガンをすることでコジレックの審問や打ち消し、またそれを引くためのドローソースを用意したい。また、2G目以降はおおよそその手の無駄牌は減少しているために、処しやすくはなる。しかしながら、相手が神聖の力線をおいてしまうと対処が難しいものとなる。また、墓聖樹によってもこちらの打ち消しが使えなくなってしまうためにあまりよろしくはないだろう。そのために土地破壊が大きな役割を担うこととなる。払拭は相手の否定の契約やむかつき本体の打ち消しとして用いる。というのも天使の嗜みは刹那呪文であるためだ。汚損破は相手がコンボをしようとしていない時に五元のプリズムや睡蓮の花を破壊するために用いる。

呪禁オーラ

Out

4 稲妻

2 コラガンの命令

In

1 苦花

1 嵐の神、ケラノス

1 滅び

1 神々の憤怒

2 思考囲い

 そして最後に、呪禁オーラである。矮小な呪禁クリーチャーにオーラをペタペタ貼り付けることによってトランプル先制攻撃絆魂到達をもつ12/10の化物を釣ることができる。もし相手がコーの踊り手を場に送っているのならば終止を打つことができるが、シラナの岩礁渡りを使っている場合には終止や戦慄掘りを、コラガンの命令の代わりにサイドアウトすべきだろう。ケラノスも遅いカードではあるが、死に札ではなく、少々引きましを狙うこともできるだろう。

 

 以上がサイドボードガイドとなる。他にも触れたほうがいいものがあるのかもしれないが、おおよそ全ての説明は以上で見ることができるだろう。また、あくまでこのサイドボードはメタゲームに合わせて柔軟に移り変わるべきであり、もし必要なモニオが多量にあるのならば、頭をすっきりとさせて考えなおすのが妥当であり、てきとうにこのカードは使えないから抜こう、その代わりにマッチには役立たないけれどこのカードでも入れておこうという動きはあまりよろしくないだろう。

 また、このデッキに入りうるサイドボード用カードとしては、以下のものがある。

仕組まれた爆薬、暗黒破、見栄え損ない、引き裂く流弾、殺戮、衰滅、紅蓮地獄

呪文滑り、大爆発の魔道士、 血染めの月、外科的摘出、虚無の呪文爆弾、ラクドスの魔除け

オリヴィア・ヴォルダーレン、虚空の力線、エレンドラ谷の魔導師、渋面の溶岩使い

  モダン環境を楽しんで!そして忘れないで!場をコントロールしきって相手の望みを絶ち、積んできた努力をぶち壊し、苦汁をなめさせるのだ!