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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

モダンデッキ8選-4.カンパニー-(Top 8 Modern Decks – Collected Company By Pascal Maynard)

より。

集合した殻とかあったらどうなってたんでしょうね。

ちなみにデッキリストの翻訳も手打ちでしてるのでこの手のデッキはわりと心が折れる

ーーーーー

(クリーチャーコンボのエキスパートであるBrian Braun-Duinに協力してもらった。)

 カンパニー系のデッキの核となる部分は、とても素晴らしいカードであったものの、禁止されてしまった、出産の殻に由来している。

 ここでこの禁止の良悪について議論する気はないが、こんな複雑で面白いカードが禁止されてしまったのは残念だと感じている。

 

メリーラポッド

Lukas Jaklovsky
Pro Tour Philadelphia 2011

22 Lands
4 Snow-Covered Forest/冠雪の森
4 Misty Rainforest/霧深い雨林
4 Verdant Catacombs/新緑の地下墓地
2 Snow-Covered Swamp/冠雪の沼
2 Godless Shrine/神無き祭殿
2 Overgrown Tomb/草むした墓
1 Razorverge Thicket/剃刀境の茂み
1 Sunpetal Grove/陽花弁の木立ち
1 Temple Garden/寺院の庭
1 Twilight Mire/黄昏のぬかるみ

29 Creatures
4 Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
4 Wall of Roots/根の壁
4 Birds of Paradise/極楽鳥
3 Viscera Seer/臓物の予見者
3 Melira, Sylvok Outcast/シルヴォクののけ者、メリーラ
1 Acidic Slime/酸のスライム
1 Tidehollow Sculler/潮の虚ろの漕ぎ手
1 Eternal Witness/永遠の証人
1 Fulminator Mage/大爆発の魔道士
1 Gaddock Teeg/ガトック・ティーグ
1 Murderous Redcap/残忍なレッドキャップ
1 Noble Hierarch/貴族の教主
1 Obstinate Baloth/強情なベイロス
1 Ranger of Eos/イーオスのレインジャー
1 Reveillark/目覚ましヒバリ
1 Sun Titan/太陽のタイタン

9 Spells
3 Chord of Calling/召喚の
2 Thoughtseize/思考囲い
4 Birthing Pod/出産の殻

Sideboard
2 Thoughtseize/思考囲い
1 Spellskite/呪文滑り
1 Shriekmaw/叫び大口
4 Path to Exile/流刑への道
1 Orzhov Pontiff/オルゾフの教主
1 Nekrataal/ネクラタル
1 Linvala, Keeper of Silence/静寂の守り手、リンヴァーラ
1 Harmonic Sliver/調和スリヴァー
1 Ethersworn Canonist/エーテル宣誓会の法学者
1 Entomber Exarch/納墓の総督
1 Tar Fiend/タールの悪鬼

 僕が初めてメリーラポッドと出会ったのも、またPT Philadelphiaであった。Lukas Jaklovskyが操るこのデッキは素晴らしかった。しかしながら、その頃のこの環境はとても速かったために、Lukasの成績の割にはそれほど流行ることはなかった。

キキポッド

Craig Wescoe
Pro Tour Philadelphia 2011

21 Lands
2 Forest/森
2 Island/島
2 Razorverge Thicket/剃刀境の茂み
4 Misty Rainforest/霧深い雨林
2 Grove of the Burnwillows/燃え柳の木立ち
4 Verdant Catacombs/新緑の地下墓地
1 Breeding Pool/繁殖池
1 Temple Garden/寺院の庭
1 Watery Grave/湿った墓
1 Stomping Ground/踏み鳴らされる地
1 Overgrown Tomb/草むした墓

29 Creatures
2 Spellskite/呪文滑り
4 Birds of Paradise/極楽鳥
1 Qasali Pridemage/クァーサルの群れ魔道士
2 Glen Elendra Archmage/エレンドラ谷の大魔導師
2 Sower of Temptation/誘惑蒔き
2 Noble Hierarch/貴族の教主
1 Eternal Witness/永遠の証人
1 Magus of the Moon/月の大魔術師
3 Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
4 Wall of Roots/根の壁
2 Lotus Cobra/水蓮のコブラ
1 Deceiver Exarch/詐欺師の総督
1 Entomber Exarch/納墓の総督
2 Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆
1 Kiki-Jiki, Mirror Breaker/鏡割りのキキジキ

10 Spells
4 Birthing Pod/出産の殻
2 Path to Exile/流刑への道
4 Ponder/思案

Sideboard
1 Ethersworn Canonist/エーテル宣誓会の法学者
1 Obstinate Baloth/強情なベイロス
1 Reveillark/叫び大口
1 Fulminator Mage/大爆発の魔道士
1 Magus of the Moon/月の大魔術師
1 Harmonic Sliver/調和スリヴァー
3 Mana Leak/マナ漏出
1 Ancient Grudge/古えの遺恨
1 Path to Exile/流刑への道
4 Firespout/炎渦竜巻

ああ、誰がこんなことを考えただろうか、Craig Wescoeはキキポッドの第一人者であった。そう、彼がキキジキを殻に初めて投入したのである。

 そうして、この2種類のデッキが今後のtier 1となっていったのだ。

 このデッキが進化していくについれて、洗練化されていったデッキはピン積みのカードの種類が次々と変わっていくこととなったのだ。

メリーラポッドその2

Brian Braun-Duin
GP Minneapolis 2014 Top 8

23 Lands
4 Verdant Catacombs/新緑の地下墓地
4 Misty Rainforest/霧深い雨林
3 Gavony Township/ガヴォニーの居住区
3 Forest/森
3 Razorverge Thicket/剃刀境の茂み
2 Overgrown Tomb/草むした墓
1 Woodland Cemetery/森林の墓地
1 Godless Shrine/神無き祭殿
1 Swamp/沼
1 Temple Garden/寺院の庭

28 Creatures
4 Birds of Paradise/極楽鳥
4 Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
3 Voice of Resurgence/復活の声
3 Noble Hierarch/貴族の教主
1 Orzhov Pontiff/オルゾフの教主
1 Shriekmaw/叫び大口
1 Eternal Witness/永遠の証人
1 Spellskite/呪文滑り
1 Linvala, Keeper of Silence/静寂の守り手、リンヴァーラ
1 Reveillark/目覚ましヒバリ
1 Ranger of Eos/イーオスのレインジャー
1 Qasali Pridemage/クァーサルの群れ魔道士
1 Murderous Redcap/残忍なレッドキャップ
1 Phyrexian Metamorph/ファイレクシアの変形者
1 Melira, Sylvok Outcast/シルヴォクののけ者、メリーラ
1 Wall of Roots/根の壁
1 Viscera Seer/臓物の予見者
1 Scavenging Ooze/漁る軟泥

9 Spells
3 Chord of Calling/召喚の調べ
2 Abrupt Decay/突然の衰微
4 Birthing Pod/出産の殻

Sideboard
2 Scavenging Ooze/漁る軟泥
4 Thoughtseize/思考囲い
1 Sin Collector/罪の収集者
1 Kataki, War's Wage/戦争の報い、禍汰奇
1 Harmonic Sliver/調和スリヴァー
1 Entomber Exarch/納墓の総督
1 Eidolon of Rhetoric/弁論の幻霊
3 Dismember/四肢切断
1 Thrun, the Last Troll/最後のトロール、スラーン

 Brianはこの戦略をずっと使っており、殻といえばこの人だと言われるようになった。

 思考囲いや突然の衰微、そして多岐にわたるピン積みのシルバーバレット達、これこそが今僕らが言う「殻」の75枚だろう。

キキポッドその2

Brian Liu
GP Richmond 1st place

Lands
3 Arid Mesa/乾燥台地
1 Breeding Pool/繁殖池
2 Fire-Lit Thicket/火の灯る茂み
1 Forest/森
2 Gavony Township/ガヴォニーの居住区
4 Grove of the Burnwillows/燃え柳の木立ち
1 Hallowed Fountain/神聖なる泉
4 Misty Rainforest/霧深い雨林
1 Plains/平地
1 Sacred Foundry/聖なる鋳造所
1 Steam Vents/蒸気孔
1 Stomping Ground/踏み鳴らされる地
1 Temple Garden/寺院の庭

Creatures
4 Birds of Paradise/極楽鳥
1 Deceiver Exarch/詐欺師の総督
1 Eternal Witness/永遠の証人
1 Glen Elendra Archmage/エレンドラ谷の大魔導師
2 Kiki-Jiki, Mirror Breaker/鏡割りのキキジキ
2 Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
1 Linvala, Keeper of Silence/静寂の守り手、リンヴァーラ
1 Murderous Redcap/残忍なレッドキャップ
3 Noble Hierarch/貴族の教主
1 Qasali Pridemage/クァーサルの群れ魔道士
4 Restoration Angel/修復の天使
2 Scavenging Ooze/漁る軟泥
1 Spellskite/呪文滑り
2 Voice of Resurgence/復活の声
3 Wall of Roots/根の壁
1 Zealous Conscripts/士気溢れる徴集兵

Spells
4 Birthing Pod/出産の殻
3 Chord of Calling/召喚の調べ

Sideboard
1 Ancient Grudge/古えの遺恨
1 Avalanche Riders/なだれ乗り
1 Ethersworn Canonist/エーテル宣誓会の法学者
1 Fiery Justice/焦熱の裁き
1 Kataki, War's Wage/戦争の報い、禍汰奇
2 Negate/否認
3 Path to Exile/流刑への道
1 Shatterstorm/粉砕の嵐
1 Thragtusk/スラーグ牙
1 Thrun, the Last Troll/最後のトロール、スラーン
2 Combust/焼却

 このリストと先のリストの大きな違いがわかってもらえるだろうか。修復の天使によってこのデッキは大きく変化することになった。Brian LiuがこのリストをもちいてGPの優勝をしたことによって、このリストは広まり、彼がこのデッキといえば、の人となった。僕自身はキキポッドの愛好者ではなかったために一般的なリストを想像することはできないが、彼のリストがおそらく一般的なそれなのだろう。

 このような出産の殻の狂っているようなコンボは概ね2枚のクリーチャーと殻によって成立し、一瞬のうちに相手を殺すことができる。

 また、青に触れることによってエレンドラ谷の大魔導師を投入すうることができ、土地が起きている時にこれをプレイすることは頭がオカシイレベルのアドバンテージを与えてくれることだろう。

集合した中隊

 さあ、歴史の授業はここまでだ、そしてここからは先生を彼に変わってもらうこととしよう。

http://227rsi2stdr53e3wto2skssd7xe.wpengine.netdna-cdn.com/wp-content/uploads/2015/09/BBD.jpg

(元記事より)

アブザンカンパニー

Brian Braun-Duin

22 Lands
1 Forest/森
1 Plains/平地
1 Swamp/沼
2 Gavony Township/ガヴォニーの居住区
1 Godless Shrine/神無き祭殿
2 Horizon Canopy/地平線の梢
2 Overgrown Tomb/草むした墓
2 Razorverge Thicket/剃刀境の茂み
2 Temple Garden/寺院の庭
4 Verdant Catacombs/新緑の地下墓地
4 Windswept Heath/吹きさらしの荒野

30 Creatures
1 Spellskite/呪文滑り
4 Birds of Paradise/極楽鳥
3 Eternal Witness/永遠の証人
1 Fiend Hunter/悪鬼の狩人
4 Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
1 Murderous Redcap/残忍なレッドキャップ
3 Noble Hierarch/貴族の教主
1 Scavenging Ooze/漁る軟泥
2 Viscera Seer/臓物の予見者
3 Voice of Resurgence/復活の声
2 Wall of Roots/根の壁
2 Anafenza, Kin-Tree Spirit/族樹の精霊、アナフェンザ
1 Linvala, Keeper of Silence/静寂の守り手、リンヴァーラ
2 Melira, Sylvok Outcast/シルヴォクののけ者、メリーラ

8 Spells
4 Chord of Calling/召喚の調べ
4 Collected Company/集合した中隊

Sideboard
3 Tidehollow Sculler/潮の虚ろの漕ぎ手
4 Fulminator Mage/大爆発の魔道士
1 Qasali Pridemage/クァーサルの群れ魔道士
1 Reveillark/目覚ましヒバリ
1 Scavenging Ooze/漁る軟泥
2 Stony Silence/石のような静寂
2 Abrupt Decay/突然の衰微
1 Path to Exile/流刑への道

 このリストが今回の協力者、Brian Braun-Duinが集合した中隊が世に出て以来使っているデッキリストええある。

 ぱっと見、殻の禁止前とリストの多くは変わっていないように思えるが、BBD曰くこれらのデッキは同じ動きをしていない、ということに留意してほしいとのことである。

メリーラポッドは相手のリソースを削りきる形でゲームを進め、コンボで殺すこともできるが、このデッキは逆にコンボを決めようとして、まれに相手のリソースを削りきって勝利することもあるデッキである。

 Brainは今はこのデッキを使ってはいないものの、このデッキを改良しようとするために多くの知識をつけている。

 BBDがこのデッキリストに辿り着いたのは、以下の考えによるものだそうだ。

このデッキにおいてはフェアなゲームをしようとするよりは、コンボを決めようとすることのほうが重要である。思考囲いやヴェールのリリアナなしでモダン環境の消耗戦を戦うこともできない。また、コンボをしようと決めたならば、ゆっくりとそれに関係無いものを釣餌として投げていくのである。

Brianから、サイドボードについて

ジャンドやグリクシスのような消耗戦を好むデッキに対してはコンボは全て抜いた方がいい。

大祖始の遺産を持っているトロンのようなデッキに対しても、ある程度コンボを抜くべきだろう。

呪禁オーラやバーンに対しては僕はコンボは抜かない、無限ライフはこのデッキに対してとても有用だからだ。

カンパニー系のデッキはサイドボード後もデッキパワーが十分に高いことを意識すべきだ。だからこそ僕はこのデッキを使っていた。

 また、他の型のカンパニー系デッキにはこのようなものがある。

  • ナヤカンパニー -コンボデッキとしてよりはアグロ型のミッドレンジとして動くが、修復キキジキの即死コンボもある。
  • 4Cカンパニー -キキポッドのようなデッキで、修復の天使によって永遠の証人や台所の嫌がらせ屋を明滅させることによってアドバンテージを稼いでいくデッキである。
  • アブザンカンパニーアグロ -Brianが開発したデッキであり、先頭に立つもの、アナフェンザやタルモゴイフを採用している。もしジャンドのようなフェアデッキが多いならば通常のアブザンカンパニーよりも優位に建てるが、その他のデッキとの相性は悪くなることに注意してもらいたい。
  • エルフ -これは異なるカテゴリに属するアーキタイプではあるが、召喚の調べによってシルバーバレットを打ち込むことにより、相性の悪いマッチアップを逆転する時を思えば殻ににたデッキともいえることだろう。僕は現在このデッキがモダンで一番好きなデッキではあるのだが、これは他の殻とは違う動きをするということについて注意しておいてもらいたい。

 このデッキは僕が全く知らないタイプのデッキだった。今回助言してくれたBBDに感謝したいと思う。