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MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

モダンデッキ8選-3.親和-(Top 8 Modern Decks – Affinity By Pascal Maynard)

top8moderndecks 親和

より。

親和(親和要素があるとはいっていない)。

ーーーーー

(親和のエキスパートであるAlex Majlatonの助けによってこの記事を書くことができた。)

このデッキは親和と呼ばれたりRobotsと呼ばれたりする、モダン黎明期から存在するデッキであり、その姿は大筋で変化はしていない。そして我々がいかにこのデッキを呼ぼうとも、その中身は同じ物であるのだ。

エイトグ親和

14 Lands

4 Mountain/山
4 Darksteel Citadel/ダークスティールの城塞
3 Blinkmoth Nexus/ちらつき蛾の生息地
3 Inkmoth Nexus/墨蛾の生息地

28 Creatures
4 Vault Skirge/大霊堂のスカージ
4 Signal Pest/信号の邪魔者
4 Ornithopter/羽ばたき飛行機械
4 Memnite/メムナイト
4 Frogmite/金属ガエル
4 Atog/エイトグ
4 Arcbound Ravager/電結の荒廃者

18 Spells
4 Galvanic Blast/感電破
2 Fling/投げ飛ばし
1 Shrapnel Blast/爆片破
4 Cranial Plating/頭蓋囲い
4 Mox Opal/オパールのモックス
3 Springleaf Drum/バネ葉の太鼓

Sideboard
4 Blood Moon/血染めの月
3 Etched Champion/刻まれた勇者
1 Magus of the Moon/月の大魔術師
4 Mindbreak Trap/精神壊しの罠
3 Torpor Orb/倦怠の宝珠

 多くのプレイヤーがエイトグと投げ飛ばしがこのフォーマットにおける初めてのイベントのためにぴったりの、迅速に相手を殺すことができるパッケージだと考えていた。

 プロツアーラヴニカへの回帰まで、この手のデッキは存在していたが、私は最終的にジャンドとの相性を考慮した結果物読みを4枚投入することとした。

青親和

 Pascal Maynard

Pro Tour Philadelphia 2011

16 Lands
4 Inkmoth Nexus/墨蛾の生息地
4 Darksteel Citadel/ダークスティールの城塞
2 Glimmervoid/空僻地
4 Blinkmoth Nexus/ちらつき蛾の生息地
2 Island/島

26 Creatures
4 Arcbound Ravager/電結の荒廃者
3 Master of Etherium/エーテリウムの達人
4 Memnite/メムナイト
4 Ornithopter/羽ばたき飛行機械
4 Signal Pest/信号の邪魔者
3 Steel Overseer/鋼の監視者
4 Vault Skirge/大霊堂のスカージ

18 Spells
4 Cranial Plating/頭蓋囲い
4 Mox Opal/オパールのモックス
4 Springleaf Drum/バネ葉の太鼓
4 Thoughtcast/物読み
2 Welding Jar/溶接の壺

Sideboard
2 Ancient Grudge/古えの遺恨
3 Dismember/四肢切断
4 Etched Champion/刻まれた勇者
1 Grafdigger's Cage/墓掘りの檻
1 Negate/否認
2 Relic of Progenitus/大祖始の遺産
2 Thoughtseize/思考囲い

感電破?物読み?

 モダン環境がBG系デッキの台頭によって低速化するに従って物読みを採用する型が増えてきた。コンボデッキの勢力が衰えた結果として、親和側は高速ビートダウンを行う必要が若干薄れることととなった。安定性をむしろ求めるようになったのである。

 感電破を採用した型は青親和とハイブリッドする形で存在している。エイトグや投げ飛ばしを使っていたような、シナジー重視のデッキではなくなった。感電破自体はコンボデッキが増えるなら採用が増えるカードであるだろうが、さらに重要なことはクリーチャー依存のコンボに対してはこのカードが相手の妨害にもなるということだ。

 とにかく、この問題はデッキの根本を崩壊させることなく速度と安定性のどちらをとるか、という質問に他ならない。

 もし速度を求めるのならばエーテリウムの達人や鋼の監視者、そして感電破をつかうべきだし、安定性を求めるのならば刻まれた勇者や物読みを使うべきだろう。

ヘイトへの対処法

 石のような静寂、粉砕の嵐、忍び寄る腐食、戦争の報い、禍汰奇、ハーキルの召還術、そして古えの遺恨といったカードはトーナメントシーンにおいて汎用性を無視してでも投入されているカードである。

 石のような静寂は一番対処しにくいカードであるだろう。このカードはカウンターするかハンデスでたたき落とすかしないかぎり、空僻地を引かないことには摩耗/損耗などで破壊することもできないことであるからだ。このカードに対処できないようなハンドをキープするべきではないだろう。

 古えの遺恨やコラガンの命令は標的をずらすことによって対処できる。いらないカードをつかって相手を釣ることによって対処は出来るのだ。また、 呪文滑りはコラガンの命令に対してとても効果があるカードである。電解と違い、コラガンの命令の対象をすべて滑らせることができる。そのため、この頃このカードがメインデッキに採用され始めているのだ。

 粉砕の嵐、忍び寄る腐食、汚損破、引き裂く突風といったカードはただの競争ではないかと言われることもあるが、べつに最悪のカードというわけでもない。親和に対して4,5T目に対処するというのは遅すぎるである。もしゲームの進行がとても遅く、これらのカードによって盤面が綺麗にされると思ったならば、出来る限り最大ダメージを与えた後に蛾にカウンターを移動させ、嵐を耐えるといった行動が必要となるだろう。

 ハーキルが一番対処しづらいカードである。というのもこのカードはインスタントだからだ。出来る限り高速なビートダウンを推し進めることによってプレッシャーを与えることはできるだろう。そして、気をつけなければならないのはもしこのカードが自分のターンに打たれそうになっているのならばメイン1での展開は最小限におさえ、メイン2で再展開できるようにしておくべきだろう。

2015

 物読み、感電破、刻まれた勇者、呪文滑りといったカードによってほんの少しデッキが変化し、このデッキが現在の状況を鑑みるに最良のデッキ足りうることだろう。

 Alexによると、GP Singaporeの覇者は隆盛しつつあったグリクシス型のデッキ、特にグリクシス双子に対してピッタリの構築をしていたように思う。

16 Lands

4 Darksteel Citadel/ダークスティールの城塞
4 Inkmoth Nexus/墨蛾の生息地
4 Blinkmoth Nexus/ちらつき蛾の生息地
3 Glimmervoid/空僻地
1 Mountain/山

27 Creatures
4 Signal Pest/信号の邪魔者
4 Vault Skirge/大霊堂のスカージ
4 Etched Champion/刻まれた勇者
4 Ornithopter/羽ばたき飛行機械
4 Arcbound Ravager/電結の荒廃者
3 Steel Overseer/鋼の監視者
2 Spellskite/呪文滑り
2 Memnite/メムナイト

17 Spells
4 Galvanic Blast/感電破
4 Cranial Plating/頭蓋囲い
4 Springleaf Drum/バネ葉の太鼓
4 Mox Opal/オパールのモックス
1 Welding Jar/溶接の壺

Sideboard
2 Whipflare/鞭打ち炎
1 Relic of Progenitus/大祖始の遺産
2 Spell Pierce/呪文貫き
2 Blood Moon/血染めの月
2 Thoughtseize/思考囲い
3 Ancient Grudge/古えの遺恨
1 Dismember/四肢切断
1 Grafdigger's Cage/墓掘りの檻
1 Torpor Orb/倦怠の宝珠

 

搭載歩行機械について

 Majlatonは搭載歩行機械を持久戦を見据えて搭載するというのはありだと思っているそうだ。僕自身もたしかにそれは面白いとは思うし、電結の荒廃者や鋼の監視者とのシナジーは頭がオカシイレベルだとは思う。ただしかし、その動きが刻まれた勇者、物読みにまさるのか、という点については疑問視している。

Tips

 親和はたしかにアグロデッキであるものの、ただ猪突猛進すればいいというわけでもない。今ある全てのパーマネントを用いて、どう勝てばいいのかについて考慮すべきだろう。

 3,4T目のキルは概して墨蛾の生息地によるものであり、それはワンショットのものではない。まれに除去がないことを祈って2T目に勝利することを目的として5/5の墨蛾を作って攻撃することもあるが。

 すべてのパーマネントをすぐに展開してしまうのはあまりよろしくないことである。対戦相手はこのカードをプレイしていないということは引いていない、と考えてプレイしていることが大半であり、そのカードに対する警戒が緩むこととなる。その後そのカードをプレイされたならば単にトップデッキされたから、と考える事だろう。

サイドボードTips

 先にも伝えたが、まずこのデッキの根本部分を崩壊させてはいけない。そのためにはサイドするカードは少数に絞るべきであり、サイドボードは多様化する理由はあまりないだろう。

 感電破はコントロールデッキに対して有効札のように思えるかもしれないが、実際のところ相手はそれをケアした動きをしてくるためにそれは単なる妄想にすぎない。

 物読みは概してゲームを短期間で終わらせたいことを思うと悪いカードではある。しかしそれより先に刻まれた勇者を抜くべきだろう。

 鋼の監視者は石のような静寂があるだろう白いデッキにたいしては無力なので抜いてしまうことが多い。

 

ーこの記事を10倍面白くしてくれたAlex Majlatonに敬意を評してー