MtG訳記た。

モダンを中心とした(というよりはモダンの)海外記事翻訳保管庫

Dallasでトップ4になったトリコロールコントロールの話(Jeskai Control in Dallas *Top 4* By Alex Mitas )

» Jeskai Control in Dallas *Top 4*

より。

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 油にやられたエルフや、迫り来る死の影……土地を呼び起こす巨人や現実を砕いてくる強大なエルドラージ、そしてゲートウォッチ最年長のおb……ヴェールの使い手。

 これらのカードの多様性はモダンにおける防御的なデッキの存在の否定にも見えるかもしれない。

 しかしながら、実際にそんなことはない。モダンにおいて自分の身を守りきることはそう難しくない、それは僕自身が証明となっているのだ。GPDallasにおいて僕はTop4となったのだ。相手のカード全てを蹴散らし、エレメンタルとしての力をももつ強大な空飛ぶ土地の力を借りながら。

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根っこからやり直し。(Returning to My Roots BY JEFF HOOGLAND)

Returning to My Roots | MTG Card Market

より。

私事ではありますが弊ブログのアクセス数が50万を超えたらしいです。いつもありがとうございます。

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 「木にとらわれ、森を見失うことなかれ」などという格言はずっと昔から言われ続けていることではあるが、この言葉こそ僕が今モダンで考えるべきことだと思っている。僕は今年の初めからずっと、それこそあの忌まわしき冬の間もずっとキキコードのことを考え続けていた。

 そうして、異界の進化とナヒリに出会うことができたのである。

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白黒エルドラタックスの使い方(White-Black Eldrazi Taxes Deck Guide by Craig Wescoe)

White-Black Eldrazi Taxes Deck Guide by Craig Wescoe - Magic the Gathering (MTG)

より。

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 (記事執筆当時)今週末GPDallasも迫っていることもあり、このモダンと言うフォーマットにおける最強のしろウィニーを紹介したいと思う。緑白ヘイトベアーや青白ヘイトベアーといったさあざまなデッキを試してきたが、やはり白黒エルドラージが最高の出来であった。きっちりとした核をもちながらも柔軟な調整空間も持ち合わせているデッキだ。

(訳註:この記事にはカラデシュの価格予想とその結果についての記述もありましたが本記事ではその全てを省略しております。)

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モダンデッキ25選(The 25 Best Decks in Modern By Brian DeMars)

» The 25 Best Decks in Modern: #25-14 

» The 25 Best Decks in Modern: #1-13

より、要点をかいつまんで。

※10/9 20:55 デッキリストを追加しました。

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 前に上げた記事で言及したとおり、モダンにおいて最も重要なのはデッキ選択とそれの練度を高めることである。この練度の高さがそのまま勝敗に繋がることもあると言っていいだろう。

 その記事の中で僕はモダンには少なくとも25種類のデッキが存在している、と言及していた。となると当然、「それは何?」という質問が飛んできたのだ。

 彼らのために今回は25種類のデッキを提示し、更にそれに順位付けをした。順位付けのポイントは以下の4つだ。

デッキの安定性

理不尽な勝ちの得やすさ

ヘイトへの耐久力

デッキの柔軟性

 あくまで今回参考にしたデータはそれほど大規模なものではなく、自身の偏見も入っているものとはなるだろうが、このリストはモダンという環境で生き抜くためのデッキ選択のためにはなってくれるだろう。(元記事ではMOやPPTQで実際に上位入賞したレシピも掲載されております。本記事では全て省略しておりますが是非参考にどうぞ。)

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モダンの達人(Master Modern By Brian DeMars)

» Master Modern

より。

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  ふらふらしていると黒猫が階段を駆け上がる姿を見た。そしてその30秒後、また同じ黒猫が階段を駆け上がるのを見た。

 普通の感性ならばおおよそその黒猫が散歩しているだけだろうとしか思わないだろうが、もしマトリックスを見すぎて中毒になっているならば彼らが実はエージェントの使者であり、こちらにカンフーを決めてくるという想像をしてもおかしくないだろう。

 「デジャヴ」ーー初めての経験をまるですでに体験していたかのように感じてしまうこと。

 ここ2週間、モダンについての会話を進めていく中でこの気持ちを何度も味わうことになった。というのもどんな相手からもおなじ質問をされて、同じ答えを返していたからである。

 Dear Brianという形でこの質問は何度もされており、これはSNSに限らずプロプレイヤーからも同様のものが、どれだけ答えても飛んでくるのである。おかげでモダンについて話をするときにはその会話の流れがおおよそ予想出来てしまったのである。

 よくある質問例を、これから提示していこう。

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究極のバントエルドラージ(The Ultimate Guide To Bant Eldrazi By Ben Friedman)

The Ultimate Guide to Bant Eldrazi by Ben Friedman | GatheringMagic.com - Magic: The Gathering Website

より。

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 (記事執筆当時)もうすぐカラデシュスタンダード環境が始まる。ギアハルクやチャンドラと言った様々なカードに目移りが止まらないだろう。(以下しばらくスタンダードの話が続くため省略)

 レガシーデルバーにおける瞬唱や英雄バントでのデンプロや占術土地、白黒ミッドレンジにおけるエレボスの鞭とオブゼダートのコンボといった、ちょっと重たいカードを入れることによって消耗戦に耐えられるようにする、という風潮は今バントエルドラージにも訪れ、作り変えるものや永遠の証人の枚数にそれが現れることとなった。

 ということで世間はスタンダードにお熱なのかもしれないが僕はそれを無視してバントエルドラージの話をしたいと思っている。モダンはかつてよりは流動性が少ないフォーマットへと変貌を遂げ、またPTフォーマットの復帰も望まれるようになってきているのではないだろうかと思っている。実際にPPTQもスタンダードのときと同じくらい開催されており、RPTQも同様のことが望める。もしモダンをよく知らない人であっても、このガイドさえきちんと読んでいればこのやりこみフォーマットであるモダンだったとしても勝ち抜くことは難しくないのである。

 では、リストを見てもらおう。

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モダンのエルフの使い方(Modern Elves Deck Guide By Eric Froehlich)

» Modern Elves Deck Guide

より。

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 モダンにおけるエルフは別に無限コンボなどは持ち合わせていないし、少なくともループコンボも持ち合わせていないといっていいだろう。雲石の工芸品を用いてエルフを出し入れすることで無限マナを作り出すアーキタイプも存在はしているが、カード選択の難しさからもあまり使われることはない。むしろモダンのエルフは莫大なマナを生成しそのマナから繰り出されるクリーチャーによってゲームを終わらせようとするのだ。

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